2014年1月19日日曜日

留学を振り返って-その1-

2007年8月に渡米してから6年5ヶ月、2009年6月に日本に帰国してから4年7ヶ月、今の職場に就職してから4年3ヶ月が経過して、これまでひた走ってきた月日を思い返す機会が与えられたので、ここで徒然と書きつつ、考えを整理していこう。いまなら、かっこつけずに当時の自分を見ることができるかもしれないしね。

そもそも、留学って、すごくキラキラ✨しているものだと思ってた。実際は、へっぽこ笛吹きヤカンがいつも沸騰してピーピー、ピーピー鳴っているような、忙しない、余裕のないものだった。過去のエントリーでもoverwhelmedに触れていたが、体を張ってその単語の意味をよーーーーーく理解できた。そこまで深く理解したくもなかったが。テトリスで、積まれたブロックを消せてないうちにどんどん新しいブロックが積まれてきて、あれよあれよという間にゲームオーバーになる、あういう感じ。ブロックに潰されるのが、自分のココロという"デスゲーム"(?) そういう心境だったのは、最初の学期だけで、2学期目からは、随分克服できたのだけれど、いかんせん、最初のインパクトが大きくて、もう、"留学"と言えば、のイメージとして出来あがってしまっているのです。

1番ココロのダメージを負ったのが最初の学期のInfo Profssnの授業だったなぁ。あまりの出来なさっぷりにF先生に呼び出されて、「あなた、やっていけるの? 心配してるのよ。ダメなら、早いうちに相談に来なさいよ。」と言われた。全然大丈夫じゃなかったけど、「ダメです(>_<)」なんて正直に弱音を吐けるわけもなく、目頭を押さえながら「がんばります……I'll contribute myself to the class......」なんて弱々しく言ったもんです。あのとき、正直にF先生に弱音を吐いて、surviveする術のアドバイスを受けていれば、キラキラ✨留学生活が送れてたのかなぁ。

いやいや、結果論だけど、アドバイスも求められないダメ留学生が、崖っぷちに立ちながら、身投げせずに、生き残って学位をもぎ取って帰国したことに意味があるんじゃないかね。最終学期の実習担当もF先生で、最後の全体ミーティングのときに、「あの(どうしようもない感じだった)あなたが、ここまでやり遂げて、こうしてみんなに報告できているなんて嬉しいわ。」と言ってくれたんだった。





2014年1月13日月曜日

ただいま…

2年ぶりでしょうか。ブログにアクセスしようとしたらできないというハプニングに会いました。大した量じゃないので前ブログのエントリーを手動で移動させました。

ただいま…育休中。

すっかりブログにエントリーしなくなってからの間に、結婚して、妊娠して、出産していました。

YONSEI UNIVERSITY LIBRARY

<下書き作成 たぶん2010年夏>
7月のはじめに韓国はソウルにある延世大学図書館(Yonsei University Library)に行ってきました。
なにがすごいって、その設備と、設備を十分に活用している学生の姿がすごかった。

この図書館は、新館で、インターネットで検索した情報によるとSAMSUNGが300億ウォン(約30億円)もの資金を出してくれたらしい。U-LoungeのB1入り口を入ってすぐのところにSAMSUNG社製の巨大なタッチパネルモニターがずらっと何台も並び、ディジタルの新聞を読むこともできる。iPodやiPadの画面に触れて   設備面は、バーチャルツアーで楽しめる。

近況-その2:図書館総合展-

<公開2011/11/11>
第13回図書館総合展 3日目に行ってきました。
気合を入れすぎて、3つもフォーラムに参加したため、お腹がいっぱいになりました。
参加したフォーラムは、、、
1.導入事例から学ぶラーニングコモンズの課題と運用の重要性~ハコだけでいいのかラーニングコモンズ~
2.世界と日本のRefWorks-RefWorksのアップデート情報と世界の事例報告-
3.機関リポジトリと著作権制度

1のラーニングコモンズのフォーラム

パネリスト(図書館界では有名人)たちが壇上でわいわい語り合うスタイルでした。岡本真さんが司会で、かたつむりの佐藤翔さん、鶴見大の長谷川豊佑さん、情報学環の山内先生、丸善の伊藤さんの4人がパネリスト。みなさんざっくばらんに本音トークを炸裂させて、なんというか、新時代の図書館のイメージを象徴しているなぁと思いました。個人的には、おかしな敬語満載の歯がゆい建前トークよりも好きだし、時間の無駄にもならないし、自分もこっちに近いのだけれど、職場の(一部?大部?の古風な)人々が頭をよぎるにつれ、ふたつのグループに深い深い溝があると感じちゃう。

敬語といえば、、、かなり大人になってから留学したからか、意識的にアメリカ文化にadjustさせたために、リバウンドで、日本文化に元通りにはまらなくなっちゃったんです、わたし。それで、社会人らしい言葉遣いを毎年ひとつ卓上カレンダーの台紙に書いています。標語みたいに。去年は「とんでもないことでございます」でした。間違った敬語の常連さんですよね、「とんでもございません」て。もともと「とんでもない」がワンフレーズなわけで、「とんでもないです」<<「とんでもないことです」<<「とんでもないことでございます」と(敬語的に)成長/出世していくわけ。今年は「本日は失礼させていただきました」です。夕方にオフィスの誰かに電話がかかってきたとき、すでにその人が帰宅しちゃってた場合の台詞です。「今日はもう帰っちゃいました」とわかり易く伝えていたのですが、社会人レベルの高い同僚が上記台詞をさらっと言っているのを見て、今年の標語に決めました。もうひとつの今年の標語は「部分最適は必ずしも全体最適とは限らない」とか、そんなのです。ついつい目先の騒動を治めることを考えてしまいがちなので、物事を俯瞰的に捉えましょうという自戒です。

話がそれたので、トラックに戻します。

ラーニングコモンズのフォーラムでは、「コモンズっていうからには、(その大学の構成員以外)誰でも利用できるんじゃないの?なんで利用できる人を(構成員に)限定するの?」に始まり、「ラーニングコモンズあるある」系のお題に4人のパネリストが意見をぶつけあいながら進んで、活気がありました。みなさん、さすがに「ちょっと思っちゃった」じゃなくて、きちんと説明のつく意見を出されていて、勉強になりました。ちなみに「コモンズ」は、「クリエイティブコモンズ」のようなopen to publicなものではなくて、「communityの入会地」が元になっているわけで、利用者を限定することは間違った解釈ではない。ただし、コモンズの運営側の考え方によって、それぞれ利用者の枠を決めていけばよい。というまとめになりました。

2.RefWorksのフォーラム

「近況-その1-」でも書いたように、citation management toolに興味津々丸なので、情報を得るために参加してきました。(うちの学校ではまだなんも導入してないので、学生さんにフォーマルには紹介できなくて歯がゆい。)6年ほど前のU of T時代にRefWorksはちらっと使っていて、でも、使いこなせてなくて、留学したらEndNote(プログラムのほう。webじゃなくて)をがつがつ使って、日本への帰国が決まってからはZoteroに乗り換えて、と、それなりの期間こういったtoolに触れてきて、できることは大体わかっているつもりなので、正直言って、めちゃ新しい情報は今回は出会えませんでした。
citation management toolについては、「これを使っていれば間違いなし!」なtoolをひとつ紹介できればよいというものではなくて、有料のものも無料のものも、どういうものがあるのかを知っていて、それぞれを学生に紹介し、彼らに選んでもらうことがacademic librariansには求められていると思うわけです。傾向としては、RefWorks、EndNote、Zotero、Mendeleyが優勢っぽいですね。最近発表されたReadCubeも注目しています。
追記:理系ではBibTeXがあった!文系なのですっかり忘れてました。ごめんちゃい。

1.のフォーラムでもちらっと発言がありましたが、どこか(図書館)がいくらハコやらtoolやらを用意しても、結局、学生さんたちがどんなlearningをしているのかってのが問題になるんですよね。つまり、「グループワークができるし、すぐ後ろでワークしている他のグループから刺激を受けることだってあります!」とラーニングコモンズを作っても、どんだけの学生がグループワークをしているか、言い換えると、どんだけの教員が学生に授業時間外でグループワークが必要になるようなassignmentを出しているかが問題だというわけです。同じことがcitation management toolにも言えて、いくらいくつも紹介して便利だよーって宣伝しても、bib listがないといった、paperのカタチを成していないものでも受け取って成績を付けちゃう教員ばっかりだったら、学生さんとしては、めんどくちゃいstyle manualをわざわざ気にする必要なんてないわけ。citation management tool?なにそれ?で終わりですよ。教員自身は論文投稿する身だから、style manualをすごく意識しているはずで、本当は学生さんにもちゃんと記載してもらいたいって教員はみんな思ってるはず。図書館が先生に代わってcitationのこと、面倒みます!先生の負担を減らします!って売込みをかけなくちゃね。

3の機関リポジトリと著作権のフォーラム

講師が出版社出身の弁護士(村瀬)さんでした。フォーラムでパワーポイントを一切使わず、1枚のレジュメに沿ってひたすら語るという形式は新鮮でした。「法学部の大規模教室での講義では結構あったなぁ、久しぶりだなぁ、こういうの」が率直な感想です。内容は、硬いようでいてGoogleが実施したオプトアウト(opt-out)など最近の動向も取りあげたわかり易いものでした。「最終的には(機関リポジトリ)担当者が腹を括るしかない」という名言を残されました。うちの学校は機関リポジトリやってないので、すぐさま業務に活かすことはできないけれど、問題ポイントになりそうなケーススタディもいくつも知れたので来るべき日の備えとしては、十二分の内容でした。

おまけの独り言
図書館総合展は、情報収集だけでなく、1年に1回懐かしい人々に会えるチャンスでもあるので、毎回可能な範囲で訪れています。来年も楽しみ!

近況-その1-

<公開2011/11/11>
2009年8月にエントリーして以来、実に2年以上にわたって放置してきた本ブログを何を思ったか、超久しぶりに更新しています。

まずは、この2年にあった主な出来事を報告します。

【仕事】
#2009年10月から都内の大学図書館に勤務
#担当は「学習支援」---講習会関連、ピアサポート関連
※学習支援じゃないんだけど、なぜか利用案内づくりも担当していて、これがボリュームがあり、緻密さも求められ、結構しんどい。(緻密な人間ではないので)

【訪問図書館】
マイアミ大学図書館 2009年12月
延世大学図書館 2010年7月
オランダ国立図書館アムステルダム市立図書館 2010年8月
ハワイ大学マノア校 シンクレア図書館 2010年10月
韓国国立図書館
 2010年11月

【現在の興味】
学生さんにcitation management toolを「便利だー!」と感じながら使いこなしてもらえるようにしたい。

michiganと図書館と

<公開2009/08/11>
その1.Bing: Pay cut for unionized city workers is needed

Detroit Free Pressのオンラインに出ていた記事。

9月までに10,000人以上の市職員のお給料10%カットに加えて1,000人以上をlay-offしないとCity of Detroitは、”10月には”、夕張市のように破産してしまうらしい。

GMと書いてDetroitと読む。GM≒Detroit。新市長、Bing、がんばれ~!



その2.ALA会長、ミシガン州の行政命令に対する声明を発表

NDLのCurrent Awareness(元記事はALA)に出ていた記事。

ミシガン州知事(Gov. Jennifer Granholm)は、HAL(the Michigan Department of History, Arts and Libraries)の閉鎖、州の図書館員の廃止、いまある資産の分配(蔵書の引き取り先とかだと思う)を決定したとのこと。それに対するALA会長の声明では、「すべてのミシガン住民は、知事に抗議を表明してほしい」とも言っている。

HALは、ミシガン内の公共図書館と大学図書館のILLを円滑に進めるのに欠かせないMeL(Michigan e Library)を動かしているところでもあり、ALA会長が言っているように、予算減の中、協力して図書館を運営してきたミシガンの公共図書館の努力を理解していないように見える。図書館側の人間からしたら。MeLは、online databaseもメンバー館で共同購入している。


その3.10年間に論文を引用された回数が多い機関をThomson Reuterが発表

同じくCurrent Awarenessから。
発表された20機関のうち、日本からは東京大学が11位にランクインしてました、って記事には載っているのだけれど、その2.に関連して、U of Michiganが7位なんですね。

HAL, MeLと直接U of Mの活動は関係ない/影響ないと言われそうですが、こうして州内での格差が広がっていくのをただただ眺めているのは、イヤです。

Vancouver Libs

<公開2009/05/21>
2008年12月末、日本へ帰省する代わりに西海岸はVancouverとSeattleへ1週間ほど旅行をしてきました。Windy Cityと言う愛称を持つほどのChicagoが強風などの天候に影響を受けやすい乗り物のハブ空港になっているのはおかしいんじゃないかとかねがね感じているけれど、これは私の意見でどうにかなるわけでもなく、貧乏学生は安いチケットにひかれて今回もまたChicago経由で飛んだのでした。

案の定、乗り継ぎをする飛行機がChicagoで大幅に遅れ、最初の目的地であるVancouverではなく次の目的地の予定のSeattleに午前2時に到着。空港内のベンチで横になって休憩をし、午前4時に開いたカウンターで一番早いVancouver行きの便を予約。そして無事に午前9時にVancouverへ降り立ちました。貧乏学生の年末気ままなひとり旅だったのでいくつかのトラブルも楽しめましたが、これが仕事だったら気が気じゃなかったでしょう。

ホテルにチェックインしてすぐに徒歩でVancouver public libraryへ。図書館は街の中心、大型ショッピングセンターが立ち並ぶエリアの横に位置し、図書館内にはカフェやスタンドなどもあり、隣接した建物には行政関連施設やレストランが入っています。

Vancouverはたくさんの中国系移民がいて、図書館員さんによると中国系の人は5世代にわたり、実に市民の25%にも上る割合を閉めているんだそうです。そのため、1Fには中国語図書の大きなコーナーがあって、案内板などもすべて中国語で書かれています。また、図書館のウェブサイトでは
といった中国系の人が使ってくれそうなページも用意しています。ウェブサイトも中国語で表示できるようになっていて、中国語のほかに日本語、フランス語、アラビア語、韓国語、ベトナム語も選べます。このことからもVancouverが国際色豊かな街であることがよくうかがえます。

豊富な種類のReading listも館内のあちこちのラックに入っていて、Vancouver fiction, Mom list, Lesbian list, Award winning reads などがあります。

Vancouver public libraryの後は市内観光をして、翌日はUniversity of British Columbia (UBC) Libraryを訪れました。UBCは前の勤務先のDatabaseのお客さんなのもあって訪問を楽しみにしていたのですが、近年まれにみる大雪が降って学校が休校になっていたので図書館も閉館していて中に入ることはできませんでした。