2014年1月19日日曜日

留学を振り返って-その1-

2007年8月に渡米してから6年5ヶ月、2009年6月に日本に帰国してから4年7ヶ月、今の職場に就職してから4年3ヶ月が経過して、これまでひた走ってきた月日を思い返す機会が与えられたので、ここで徒然と書きつつ、考えを整理していこう。いまなら、かっこつけずに当時の自分を見ることができるかもしれないしね。

そもそも、留学って、すごくキラキラ✨しているものだと思ってた。実際は、へっぽこ笛吹きヤカンがいつも沸騰してピーピー、ピーピー鳴っているような、忙しない、余裕のないものだった。過去のエントリーでもoverwhelmedに触れていたが、体を張ってその単語の意味をよーーーーーく理解できた。そこまで深く理解したくもなかったが。テトリスで、積まれたブロックを消せてないうちにどんどん新しいブロックが積まれてきて、あれよあれよという間にゲームオーバーになる、あういう感じ。ブロックに潰されるのが、自分のココロという"デスゲーム"(?) そういう心境だったのは、最初の学期だけで、2学期目からは、随分克服できたのだけれど、いかんせん、最初のインパクトが大きくて、もう、"留学"と言えば、のイメージとして出来あがってしまっているのです。

1番ココロのダメージを負ったのが最初の学期のInfo Profssnの授業だったなぁ。あまりの出来なさっぷりにF先生に呼び出されて、「あなた、やっていけるの? 心配してるのよ。ダメなら、早いうちに相談に来なさいよ。」と言われた。全然大丈夫じゃなかったけど、「ダメです(>_<)」なんて正直に弱音を吐けるわけもなく、目頭を押さえながら「がんばります……I'll contribute myself to the class......」なんて弱々しく言ったもんです。あのとき、正直にF先生に弱音を吐いて、surviveする術のアドバイスを受けていれば、キラキラ✨留学生活が送れてたのかなぁ。

いやいや、結果論だけど、アドバイスも求められないダメ留学生が、崖っぷちに立ちながら、身投げせずに、生き残って学位をもぎ取って帰国したことに意味があるんじゃないかね。最終学期の実習担当もF先生で、最後の全体ミーティングのときに、「あの(どうしようもない感じだった)あなたが、ここまでやり遂げて、こうしてみんなに報告できているなんて嬉しいわ。」と言ってくれたんだった。





2014年1月13日月曜日

ただいま…

2年ぶりでしょうか。ブログにアクセスしようとしたらできないというハプニングに会いました。大した量じゃないので前ブログのエントリーを手動で移動させました。

ただいま…育休中。

すっかりブログにエントリーしなくなってからの間に、結婚して、妊娠して、出産していました。

YONSEI UNIVERSITY LIBRARY

<下書き作成 たぶん2010年夏>
7月のはじめに韓国はソウルにある延世大学図書館(Yonsei University Library)に行ってきました。
なにがすごいって、その設備と、設備を十分に活用している学生の姿がすごかった。

この図書館は、新館で、インターネットで検索した情報によるとSAMSUNGが300億ウォン(約30億円)もの資金を出してくれたらしい。U-LoungeのB1入り口を入ってすぐのところにSAMSUNG社製の巨大なタッチパネルモニターがずらっと何台も並び、ディジタルの新聞を読むこともできる。iPodやiPadの画面に触れて   設備面は、バーチャルツアーで楽しめる。

近況-その2:図書館総合展-

<公開2011/11/11>
第13回図書館総合展 3日目に行ってきました。
気合を入れすぎて、3つもフォーラムに参加したため、お腹がいっぱいになりました。
参加したフォーラムは、、、
1.導入事例から学ぶラーニングコモンズの課題と運用の重要性~ハコだけでいいのかラーニングコモンズ~
2.世界と日本のRefWorks-RefWorksのアップデート情報と世界の事例報告-
3.機関リポジトリと著作権制度

1のラーニングコモンズのフォーラム

パネリスト(図書館界では有名人)たちが壇上でわいわい語り合うスタイルでした。岡本真さんが司会で、かたつむりの佐藤翔さん、鶴見大の長谷川豊佑さん、情報学環の山内先生、丸善の伊藤さんの4人がパネリスト。みなさんざっくばらんに本音トークを炸裂させて、なんというか、新時代の図書館のイメージを象徴しているなぁと思いました。個人的には、おかしな敬語満載の歯がゆい建前トークよりも好きだし、時間の無駄にもならないし、自分もこっちに近いのだけれど、職場の(一部?大部?の古風な)人々が頭をよぎるにつれ、ふたつのグループに深い深い溝があると感じちゃう。

敬語といえば、、、かなり大人になってから留学したからか、意識的にアメリカ文化にadjustさせたために、リバウンドで、日本文化に元通りにはまらなくなっちゃったんです、わたし。それで、社会人らしい言葉遣いを毎年ひとつ卓上カレンダーの台紙に書いています。標語みたいに。去年は「とんでもないことでございます」でした。間違った敬語の常連さんですよね、「とんでもございません」て。もともと「とんでもない」がワンフレーズなわけで、「とんでもないです」<<「とんでもないことです」<<「とんでもないことでございます」と(敬語的に)成長/出世していくわけ。今年は「本日は失礼させていただきました」です。夕方にオフィスの誰かに電話がかかってきたとき、すでにその人が帰宅しちゃってた場合の台詞です。「今日はもう帰っちゃいました」とわかり易く伝えていたのですが、社会人レベルの高い同僚が上記台詞をさらっと言っているのを見て、今年の標語に決めました。もうひとつの今年の標語は「部分最適は必ずしも全体最適とは限らない」とか、そんなのです。ついつい目先の騒動を治めることを考えてしまいがちなので、物事を俯瞰的に捉えましょうという自戒です。

話がそれたので、トラックに戻します。

ラーニングコモンズのフォーラムでは、「コモンズっていうからには、(その大学の構成員以外)誰でも利用できるんじゃないの?なんで利用できる人を(構成員に)限定するの?」に始まり、「ラーニングコモンズあるある」系のお題に4人のパネリストが意見をぶつけあいながら進んで、活気がありました。みなさん、さすがに「ちょっと思っちゃった」じゃなくて、きちんと説明のつく意見を出されていて、勉強になりました。ちなみに「コモンズ」は、「クリエイティブコモンズ」のようなopen to publicなものではなくて、「communityの入会地」が元になっているわけで、利用者を限定することは間違った解釈ではない。ただし、コモンズの運営側の考え方によって、それぞれ利用者の枠を決めていけばよい。というまとめになりました。

2.RefWorksのフォーラム

「近況-その1-」でも書いたように、citation management toolに興味津々丸なので、情報を得るために参加してきました。(うちの学校ではまだなんも導入してないので、学生さんにフォーマルには紹介できなくて歯がゆい。)6年ほど前のU of T時代にRefWorksはちらっと使っていて、でも、使いこなせてなくて、留学したらEndNote(プログラムのほう。webじゃなくて)をがつがつ使って、日本への帰国が決まってからはZoteroに乗り換えて、と、それなりの期間こういったtoolに触れてきて、できることは大体わかっているつもりなので、正直言って、めちゃ新しい情報は今回は出会えませんでした。
citation management toolについては、「これを使っていれば間違いなし!」なtoolをひとつ紹介できればよいというものではなくて、有料のものも無料のものも、どういうものがあるのかを知っていて、それぞれを学生に紹介し、彼らに選んでもらうことがacademic librariansには求められていると思うわけです。傾向としては、RefWorks、EndNote、Zotero、Mendeleyが優勢っぽいですね。最近発表されたReadCubeも注目しています。
追記:理系ではBibTeXがあった!文系なのですっかり忘れてました。ごめんちゃい。

1.のフォーラムでもちらっと発言がありましたが、どこか(図書館)がいくらハコやらtoolやらを用意しても、結局、学生さんたちがどんなlearningをしているのかってのが問題になるんですよね。つまり、「グループワークができるし、すぐ後ろでワークしている他のグループから刺激を受けることだってあります!」とラーニングコモンズを作っても、どんだけの学生がグループワークをしているか、言い換えると、どんだけの教員が学生に授業時間外でグループワークが必要になるようなassignmentを出しているかが問題だというわけです。同じことがcitation management toolにも言えて、いくらいくつも紹介して便利だよーって宣伝しても、bib listがないといった、paperのカタチを成していないものでも受け取って成績を付けちゃう教員ばっかりだったら、学生さんとしては、めんどくちゃいstyle manualをわざわざ気にする必要なんてないわけ。citation management tool?なにそれ?で終わりですよ。教員自身は論文投稿する身だから、style manualをすごく意識しているはずで、本当は学生さんにもちゃんと記載してもらいたいって教員はみんな思ってるはず。図書館が先生に代わってcitationのこと、面倒みます!先生の負担を減らします!って売込みをかけなくちゃね。

3の機関リポジトリと著作権のフォーラム

講師が出版社出身の弁護士(村瀬)さんでした。フォーラムでパワーポイントを一切使わず、1枚のレジュメに沿ってひたすら語るという形式は新鮮でした。「法学部の大規模教室での講義では結構あったなぁ、久しぶりだなぁ、こういうの」が率直な感想です。内容は、硬いようでいてGoogleが実施したオプトアウト(opt-out)など最近の動向も取りあげたわかり易いものでした。「最終的には(機関リポジトリ)担当者が腹を括るしかない」という名言を残されました。うちの学校は機関リポジトリやってないので、すぐさま業務に活かすことはできないけれど、問題ポイントになりそうなケーススタディもいくつも知れたので来るべき日の備えとしては、十二分の内容でした。

おまけの独り言
図書館総合展は、情報収集だけでなく、1年に1回懐かしい人々に会えるチャンスでもあるので、毎回可能な範囲で訪れています。来年も楽しみ!

近況-その1-

<公開2011/11/11>
2009年8月にエントリーして以来、実に2年以上にわたって放置してきた本ブログを何を思ったか、超久しぶりに更新しています。

まずは、この2年にあった主な出来事を報告します。

【仕事】
#2009年10月から都内の大学図書館に勤務
#担当は「学習支援」---講習会関連、ピアサポート関連
※学習支援じゃないんだけど、なぜか利用案内づくりも担当していて、これがボリュームがあり、緻密さも求められ、結構しんどい。(緻密な人間ではないので)

【訪問図書館】
マイアミ大学図書館 2009年12月
延世大学図書館 2010年7月
オランダ国立図書館アムステルダム市立図書館 2010年8月
ハワイ大学マノア校 シンクレア図書館 2010年10月
韓国国立図書館
 2010年11月

【現在の興味】
学生さんにcitation management toolを「便利だー!」と感じながら使いこなしてもらえるようにしたい。

michiganと図書館と

<公開2009/08/11>
その1.Bing: Pay cut for unionized city workers is needed

Detroit Free Pressのオンラインに出ていた記事。

9月までに10,000人以上の市職員のお給料10%カットに加えて1,000人以上をlay-offしないとCity of Detroitは、”10月には”、夕張市のように破産してしまうらしい。

GMと書いてDetroitと読む。GM≒Detroit。新市長、Bing、がんばれ~!



その2.ALA会長、ミシガン州の行政命令に対する声明を発表

NDLのCurrent Awareness(元記事はALA)に出ていた記事。

ミシガン州知事(Gov. Jennifer Granholm)は、HAL(the Michigan Department of History, Arts and Libraries)の閉鎖、州の図書館員の廃止、いまある資産の分配(蔵書の引き取り先とかだと思う)を決定したとのこと。それに対するALA会長の声明では、「すべてのミシガン住民は、知事に抗議を表明してほしい」とも言っている。

HALは、ミシガン内の公共図書館と大学図書館のILLを円滑に進めるのに欠かせないMeL(Michigan e Library)を動かしているところでもあり、ALA会長が言っているように、予算減の中、協力して図書館を運営してきたミシガンの公共図書館の努力を理解していないように見える。図書館側の人間からしたら。MeLは、online databaseもメンバー館で共同購入している。


その3.10年間に論文を引用された回数が多い機関をThomson Reuterが発表

同じくCurrent Awarenessから。
発表された20機関のうち、日本からは東京大学が11位にランクインしてました、って記事には載っているのだけれど、その2.に関連して、U of Michiganが7位なんですね。

HAL, MeLと直接U of Mの活動は関係ない/影響ないと言われそうですが、こうして州内での格差が広がっていくのをただただ眺めているのは、イヤです。

Vancouver Libs

<公開2009/05/21>
2008年12月末、日本へ帰省する代わりに西海岸はVancouverとSeattleへ1週間ほど旅行をしてきました。Windy Cityと言う愛称を持つほどのChicagoが強風などの天候に影響を受けやすい乗り物のハブ空港になっているのはおかしいんじゃないかとかねがね感じているけれど、これは私の意見でどうにかなるわけでもなく、貧乏学生は安いチケットにひかれて今回もまたChicago経由で飛んだのでした。

案の定、乗り継ぎをする飛行機がChicagoで大幅に遅れ、最初の目的地であるVancouverではなく次の目的地の予定のSeattleに午前2時に到着。空港内のベンチで横になって休憩をし、午前4時に開いたカウンターで一番早いVancouver行きの便を予約。そして無事に午前9時にVancouverへ降り立ちました。貧乏学生の年末気ままなひとり旅だったのでいくつかのトラブルも楽しめましたが、これが仕事だったら気が気じゃなかったでしょう。

ホテルにチェックインしてすぐに徒歩でVancouver public libraryへ。図書館は街の中心、大型ショッピングセンターが立ち並ぶエリアの横に位置し、図書館内にはカフェやスタンドなどもあり、隣接した建物には行政関連施設やレストランが入っています。

Vancouverはたくさんの中国系移民がいて、図書館員さんによると中国系の人は5世代にわたり、実に市民の25%にも上る割合を閉めているんだそうです。そのため、1Fには中国語図書の大きなコーナーがあって、案内板などもすべて中国語で書かれています。また、図書館のウェブサイトでは
といった中国系の人が使ってくれそうなページも用意しています。ウェブサイトも中国語で表示できるようになっていて、中国語のほかに日本語、フランス語、アラビア語、韓国語、ベトナム語も選べます。このことからもVancouverが国際色豊かな街であることがよくうかがえます。

豊富な種類のReading listも館内のあちこちのラックに入っていて、Vancouver fiction, Mom list, Lesbian list, Award winning reads などがあります。

Vancouver public libraryの後は市内観光をして、翌日はUniversity of British Columbia (UBC) Libraryを訪れました。UBCは前の勤務先のDatabaseのお客さんなのもあって訪問を楽しみにしていたのですが、近年まれにみる大雪が降って学校が休校になっていたので図書館も閉館していて中に入ることはできませんでした。

近況報告


<公開2009/05/21>
すっかりLib.&Info.Sci.のブログの投稿をしていませんでした。前回の投稿から半年経ちました。半年の間に雪が降り始め、降り積もり、解けて、春の花々が咲いて散り、緑濃い葉が揺れるようになりました。気候の変化以外にあったことを簡単に時系列でリストアップすると次のような感じです。

  • 12月半ばまで3クラス受講
  • 年末年始VancouverとSeattle旅行
  • 1月から1クラス受講と図書館実習開始
  • 4月授業終了
  • 5月卒業

せっかくなので、少しずつ上のリストの詳細を順不同でアップしていこうと思います。

ref.-2- e-gov

<下書き作成2008/11/20>
レファレンスサービスというと未だに分厚い参考図書を引っ張り出してきて細かい文字の一部を指し示すような、そんなイメージがつきまとう私ですが、時代は確実に移り変わっているようです。

図書館サービスの中で「政府刊行物(government publication)」て話題には出るけれど大々的に演習で扱われるわけでもないもので、実際のところどうなってるのかよくわかってなかったりする。そんな中で「電子政府(e-government)」の整備が奨励され、進められた結果、2001年段階で500以上のe-govプログラムが立ち上げられている。
※500以上のプログラムとは、500カ国以上との記述はないのでたぶん違う。(孫引き状態ですみません。(Chen, Chen, and Ching, 2006) の中に(Palmer, 2002)からのデータとして「500」という数値があげられています。元になってるPalmerさんの資料にはあたっていません。)
ともかく、e-govが増えてることは確かそうなわけで、今まで紙媒体の政府刊行物に載っていたような資料もnet上でアクセスできる可能性が増えていると言ってよさそう。
政府としては、情報を公開することで説明責任を果たすのかもしれないけれど、「公開してますよ」って言っても見つけにくかったら情報って活用されないと仕方ないから、公開だけしてるって感が否めない。図書館が「情報の入り口」と宣言するならgoogleで引っかかってこないような見つけにくい情報についてもどうやったら見つけられるのか知らないとダメ。

政府と図書館のコミュニケーションが活発になる必要性を認識しないといけません。


reference
E-Government strategies in developed and developing countries: An implementation framework and case study. Y.N. Chen, H.M. Chen, W. Huang and R.K.H. Ching. Journal of Global Information Management 14.1 (Jan-March 2006): p23(24).


秋の街

<公開2008/10/31>
Detroit Public Libraryに課題をこなしに行くついでにお天気も良かったので20分ほど遠回りをしてお散歩しながら秋の街を撮ってきました。


最近、ものすごく時間が経つのが早く感じられます。
金曜日になると「えっ?もう金曜日?」
まるで昨日が先週の金曜日だったかのような。

土曜日、日曜日も週末だー!とゆっくり休めるわけではなく、むしろ週明けにクラスが固まっていて、もちろんクラスごとに課題の提出があるため、週末のほうが危機感でいっぱいです。いま履修中のクラスのうち、ひとつがonlineコースで、一番大変なのです。学期中に一度もface-to-faceで会うことがないのにグループプロジェクトがあったり、毎週テーマに沿ってグループでディスカッションしたのち、クラス全体でディスカッションをする課題があったり、加えて、個人で提出する課題もあったり。。。これ全部onlineでやるんですよ。しかも、コメントは最低いくつ言わないといけないってルールがある。履修している学生の中には以前に同じクラスを取っていて見知っている人もいるのでお互いに様子を知っているだけまだましですが、全く面識のない人とグループで課題に取り組むのは難しいです。実際、意思の疎通がはかれなくて哀しい思いもしました。でもね、ポジティブに考えるコツを教えてもらって、クラスメートと愚痴を言い合って、励ましあって、「最終的に単位が取れればいい!」って開き直るようになったんです。これは、この1年間で一番成長した部分だと思う。学位だってぶんどってやる!ってね。

そして、ストレスを感じるonlineコースについて、on-siteで履修しているクラスのある先生から授業中に意見を聞かれたのでみんな不満を言ってメールでも送ったんです。次のfaculty meetingで議題にするからって。「学生の意見がこういう風にあがってきてます」って証拠にするんだそうで。そのクラスではonlineが性にあってる人はゼロで、何より問題なのは、onlineでしか開講しない必須科目があることって意見は一致してた。そしたら、早速meetingで次学期からon-siteのクラスを出来るだけ増やすように決定しましたって連絡があった。仕事を持っていて遠くに住んでる人はmain campusまで通ってくるのが大変でonlineのメリットを享受してた分、この決定に危機感を抱いてるみたいだけど、私にとってはありがたいです。すごいなーと思ったのは対応の早さ。1週間のうちに意見聴取と決定が行われたわけ。で、次学期の履修は週明けから。

だって、アメリカ人の学生の3倍の授業料を払って、家でPCとにらめっこしてonlineの授業受けるっておかしいでしょ?何のためにアメリカにやってきたんだ?って思ってしまう。なにはともあれ、on-siteのクラスが増えてくれるのは大歓迎です。

Detroit Public Libraryで課題で使う資料について図書館員さんに質問してたら、Lib Info Sciの学生か?って聞かれて(質問内容が明らかに特殊)、同じプログラムの卒業生だってことで、先生の話をしたのだけど、学生と先生の相性ってほんといろいろなんだなーと思いました。だって、私の苦手な先生を大絶賛して、私の好きな先生たちに対して「大っ嫌い!あの先生はunfair!!」って。当たり前っちゃ当たり前なんだろうけど、どんな人も万人から好かれることってそうそうないんですね。

ref.-1-

<公開2008/10/27>
今学期履修しているクラスのうちのひとつreference serviceのクラスについて。
このクラス、毎回主に学内の図書館員さんたちがguest lectureに来てくれるのですが、今夜はHumanitiesの図書館員さんでした。お話の内容は主にindexとabstract。これまでにはmedical library, law library, science library, next-gen(eration) と呼ばれる新しい役職の図書館員さんが来てくれました。

さて、今夜のresourceは次のとおり。


最後の2つ以外は学校ごとに契約しなくても見れるものです。

医学系ではPubMedが一番有名ですが、MeSHはPubMedのSubject Headings(SH)のデータベース(Thesaurus)です。PubMed関連でもっと一般的に使いやすくアレンジされているのがMedlinePlusこれのすごいところは、検索キーワードの定義が出てくる辞書機能もついているし、右隅に出てくる”Go Local”をクリックすると住んでる地域のお医者さまがリストアップされるところ。

Library pressdisplayは今日のresourceの中で一番目からウロコだった。
39言語(国の数だともっと多く78カ国)の新聞がレイアウトもそのまま広告もそのままで紙面として読めるのです。デモで日本の新聞も見せてもらったのだけど、スポニチが載ってた。朝日読売などの4大紙は載ってなかった。契約してれば日本にいながらにして英字新聞を読んで英語の勉強にもなるってもんですな。ref.serviceにたくさん使うものになりそうかというとそうでもなさそうだけど、good-lookingなsourceでした。

ちなみに、最近Firefoxがしょっちゅうクラッシュしちゃうというげんなりする現象が起きるのですが、Googleさんのサービスだと自動的に保存してくれるのでかなり助かってます。Google ChromeがFirefoxでできる機能を全部可能にしたうえでもっともっと機能を充実してクラッシュしにくいのなら、ぜひメインで使うブラウザにしたいのですがねぇ。

International Librarian -1-

<公開2008/10/08>
Detroit近郊の公共図書館にクラスの一環として訪問してきました。Dr.Angが定期的に参加しているInternational Library/Librarian Conference(名前は確かではありません)っていうミーティングにお邪魔してきたのです。参加者は周辺都市の公共図書館の図書館員さんたち。一番最初に営業マンが新しい外国語教材のデモ(質疑応答含む)をして、それを受けて図書館員たちでディスカッション。参加者の中にFarmington Hillsにある某G社開発担当者もいました。

そこで話題に上がっていたのが英語を第一言語としない利用者向けのサービス。
ロゼッタストーンてご存知ですか?
私は、初めて耳にしました。世界一の言語学習ソフトなんだそうです。
ロゼッタストーン・ジャパンて日本法人もある。個人利用で約7万円(選択言語:英語)なり。
どうやら、ミーティングに参加していた図書館ではおなじみらしく、かなりの館が導入しているとのこと。しかし、第2版を最後にサポートをしてくれなくなったために図書館でもソフトの更新や使用に関して意見がわかれているのだそうです。だから、G社にしてもデモをした営業マンにしても図書館をお客さんと考えてロゼッタストーンを超える商品を売ろうと画策しているのでしょう。

日本の公共図書館の現状については全然詳しくないのですが、「多文化共生」(multicultural society, diversity, social inclusion, etc.)を最初に唱え始めてからおよそ20年は経っているわけで、ロゼッタストーンのような語学教材は多文化サービス担当図書館員さんによって紹介・導入されているのでしょうか。

ミーティング参加図書館のいくつかにはESL(English as a Second Language)があるとのこと。以前はあった、という館もちらほらいました。あと、conversation groupがあるってのはかなりの数にのぼりました。語学教室やイベントのインストラクターにどうお給料を払うのかといった事務手続き(でも大切な手続き)が公共図書館ではすんなり採用しづらいというのは理解できます。ところで、インストラクターといえば、作家さんを招くイベントなど、日本の公共図書館でもやっているところありますよね?!あれって無償ボランティアなのかしら?

日本語教室って図書館で開かれるケースありますか?私の知る範囲では区民会館や公立の流通センター、産業研修センターなんですよ。アメリカでも教会や地元の留学センターで語学教室が開かれているけど、図書館のアウトリーチサービスのひとつとしての成功例ってよく聞くから。

ミーティングでは、オンラインで学べる語学教材も紹介されました。そのうち人気のあった2つ↓
mango:図書館向けにも販売。個人ではFreeアカウントが作れる。
Livemocha:ソーシャルネットワークサービス機能を備えたサイト。個人でFreeのアカウントを作成。図書館単位で購入というよりも図書館の端末から個人のアカウントにアクセスするって感じなんだろうと理解。

そういえば数ヶ月前に夢中になってやっていたiKnow(日本語⇔英語、Freeアカウント)、最近全然やってないなぁ。

社会教育法等改正法 2008年6月

<公開2008/09/28>
多少時間が経ってしまっている感がありますが、ネットサーフィンをしていてこんなものを見つけました。


日本の図書館法は公共図書館についてのみ制定されている(ことは図書館情報学を学ぶ人は知っているけれど、図書館にそこまで興味のない人はたぶん知らない)ので大学図書館や専門図書館はどうなんだ?という問題は残っているものの、図書館に関わる法律が50年以上経って改正されるのは注目です。

改正の主な点は情報リテラシーの向上、図書館評価、図書館員の教育など。
日本図書館協会: JLAでわかりやすい詳しい資料(ppt)を載せています。「図書館法改正をめぐって」


で、書きたいのは、改正の内容ではなく、oral communication skillのことです。
改正に先立って行われた5月23日の文部科学委員会の審議でKOの糸賀先生が参考人として発言しています。「社会教育法等改正法案(169国会閣51)」(リンク先、衆議院ビデオライブラリの2番目の発言者をクリックすると内容が見られます。Windows Media Player/RealPlayer

糸賀先生、軽快な口調でスラスラと数値を示しつつ、思わずフフッと笑ってしまう小話で締めくくっています。UofT時代に彼の修士論文を読んで、その明瞭さと簡潔さに清清しい気持ちになったのですが、頭の良い人って本当に話が面白い。

言っちゃなんですが、話って「いかに聞く側に面白いと思わせて興味を持たせるか」が大きな要素を占めると思うんですね。そのためには声のトーンや一文の短さ、滑舌に気を遣う必要がある。図書館の人って良い意味でも悪い意味でも「真面目」な人が多くて話も長くなって、「で?」って言われちゃう。私もよく言われる。それに加えて自信のなさが聞き取りづらい発言を生む。はっきりと聞こえるように間違った内容を大音量で部屋中に響かせるのって恥ずかしいしね。これを克服するには裏づけとなる十分な知識を保有することだと思います。ビデオのスピーチに続いて行われている質疑で糸賀先生が示す彼の豊富な知識量が良い例です。聞いていて「なるほど」と思える。

アメリカの図書館の求人情報を見ると必ず条件のひとつに英語でのexcellent writing & oral communication skillが挙げられている。頭よく喋れってことですな。高圧的であってもいけない。高圧的に喋ってうまくコミュニケーションが図れるとは思えない。

イギリスのCILIPの報告書にある図書館員に求める知識・技術のうちgeneric and transferable skills groupの中でもinterpersonal skillが挙げられているし、Metro Detroitの公共図書館ミーティングで図書館長さんたちがpersonalityの重要性を口をそろえて言っていたとDr.Angも話してくれた。館長さんたちは、「techniqueは図書館で雇った後で教えられるけれど、personality、communication skillは教えられない。雇いたいのは人当たりの良い性格をした人だ。」って言ってたんですって。

糸賀先生みたいにきっちりと言いたいことを言い、裏づけとして数値を示し、最後に聞く側が爽快な気持ちになるようなスピーチ&ディスカッションができるようになりたいなぁ。

Slacker Uprising

<公開2008/09/25>
お久しぶりです。新学期/新学年が始まって早速あわただしく忙しく寝不足の毎日を過ごしています。
こないだ買ったChineseについていたfortune cookieの言葉は

"Stop searching forever. Happiness is just next to you."でした。

NDL(国会図書館)のカレントアウェアネスにマイケル・ムーアの"Slacker Uprising"に関する記事がありました。

マイケル・ムーア監督、米・カナダ住民向けに新作映画を無料でオンライン提供、学校・大学図書館には無料でDVDを配布


これ、投票に行かない若者を対象に撮影した新作ドキュメンタリーなんですって。大統領選を控えて若者にも1票の大切さを意識してもらおうって感じですかね?

で、なんで取りあげたかというと、24日のお昼にうちの図書館で上映会があったんです。ムーアさんの粋な計らいもさることながら、すぐに反応して無料上映会(+無料ドリンク)を開催する行動力はプラス評価でしょう。ま、極度の寝不足と疲労のため私は行ってないんですけどね。


Michael Moore's SLACKER UPRISING
http://slackeruprising.com/

Lib adm &mng

<下書き作成2008/07/14>お久しぶりです。
夏学期は英語強化期間としてLib schoolでの履修は1クラスだけにしてインターンで子どもプロジェクトに参加しています。彼らは英語が苦手な人へゆっくり喋るなんてことはしてくれないので、英語強化になるかな、と。

さて、mixiでお友だちYくんが図書館について書いていたので触発されて「予算確保」と「サービス」について書いてみたいと思います。彼が載せていたのが朝日新聞(ウェブ)の

財政難図書館、不要本に埋まる 寄贈募るが多くは廃棄

という記事。

概要:多くの公共図書館が財政難に陥っていて、ベストセラーなどの複本購入が難しくなっている。打開策として寄贈を募っているが、集まる本は(欲しい&希望の多い)ベストセラーではなく、引越しなどで不要になった本で図書館の蔵書として採用できないものが多く、結果的に処分(廃棄)せざるをえないケースが多い。

記事内の例によると寄贈を申し出てもらった場合でも20~25%しか図書館の蔵書に採用されていない。また、所蔵するとなると1冊ごとに分類し、カバーをビニールで覆い、分類ラベルを貼るなどの加工を施さなければならず手間がかかるが、職員の数も減っているために図書館としては業務が増えるのを歓迎しない雰囲気もあるみたい。


予算といえば、今とってるクラスでも公共図書館の館長さんをゲストスピーカーにお招きしたり、ケーススタディでも扱ったりするんだけれど、まずは図書館の予算が減っていることを利用者に理解してもらわないとならん。

ということで、ある館長さんが取ったのが「開館時間を削る」という解決策。
内容は
  • 利用者が減る夏休みの時期の週末限定で閉館する。
  • 閉館時間を早めるのでなく丸一日閉館する。
  • そのときに入り口のドアに「予算減の影響により週末は閉館します」と大きくt貼り出す。
(本当はいつでも利用できるようにしてあげたいんだけど、予算が減ってしまったからできません。人件費や電気代など諸費用を考えると丸一日閉めた方が節約できるのでこのような決定になりました。サービスの改善・充実を望むのであれば予算を決定した市(町村)に言ってください。)

つまり、公共図書館は市民の税金で運営していて、利用者のための機関だけれど、ニーズに応えるには相応の予算が必要なんですってことを閉館することで市民に身をもって実感してもらおうっていう魂胆なんですな。予算を減らすとちゃんと市民に影響が出るんですって。

ただ週末閉館を実施するだけだと利用者の不満を増長させるだけなので、「予算減のせい」って書かないといかん。

ついでに職員の休暇もこの時期に取るようにする。
利用者が休暇をとって街を離れるために減るから、職員も休むって考え方。稼動人員率。レストランでもお客さんが少ない時間帯に店員がごろごろしてることはないでしょ。

寄贈本の取り扱いについて思うのは、蔵書に採用されなかった本を売ることはできないのか、ってこと。公共図書館で(法律的に)できるかは不明だけど、うちの学校の図書館では売ってるんだよね。ハードカバー$1、ペーパーバック¢25。売り上げは大して期待できないけど、少しでも新しい本(資料)の購入の助けになるならゼロよりもましだと思う。図書館のサービスは無料原則ってのが王道だけど、絶対に利用者からお金を取ったらいけないわけじゃないんじゃないかな?コピーだって今はコンビニと同じように1枚10円とか取るでしょ。

あと、蔵書への採用が20%ってのは、記事に出ている公共図書館のようにどんな本が欲しいのか表明しないと利用者の方もよくわかんないんじゃないかな。表明したってほしいものが手に入るわけじゃないけど。寄贈してくれっていうからしてあげたのに全然活用してないじゃんかって利用者が感じたら関係悪くなると思うのよね。配架するまでにする過程(カバー加工など)も職員の業務が増えるって言い方じゃなくて、図書館ボランティアとか学校や地域のサークルとの関わりの中で体験する機会を設けて実際どんなんか(どれだけ大変なのか、かな、図書館側の言い分としては)理解してもらうといった方法もあると思う。取り扱い注意な稀覯本でなければ大きな失敗をすることもないんじゃない?機械の台数も限られてるし、素人をトレーニングする手間だってかかるって言われそうだけど、人って使い方次第だと思う。一案として。
「今日カバーをかけてもらった本は今週中に書架に並べられて貸し出しされます」って言われたら嬉しくない?毎日大量のカバーがけを仕事として一人でしなくちゃいけなかったらうんざりするものでも、体験教室として人手を安く(むしろタダ?)確保してこなせたら一石二鳥。仕事ははかどるし、地域の人に図書館の仕事の一面を知ってもらえるし、将来図書館で働きたいなんて小中学生・高校生が思ってくれたら万々歳。

まぁ、そもそも図書館のお手伝いをしてみたい、体験してみたいって思う人なんていないよって言われたらそれまでなのかもしれないけど。いや、だったら、「したい」っていう自主的なものではなくて、学校たちと






break

<公開2008/04/27>

冬学期も終わりました。
※正式にはまだ試験期間中。私の科目は全部終わり。

今学期の受講科目は「図書館評価」「本・出版の歴史」「情報基礎」の3つでした。

workloadが一番多かったのは「情報基礎」。毎週水曜日に授業で2つの演習問題が出て、金曜日が締め切り。なおかつそれぞれのソフトやらテーマで課題が出され、延べ7つの課題(project)に中間と期末の2つのテストがあった。

最終的に一番きつかったのは「本・出版の歴史」。楽しかったんだけどね。ひとり20分ほどのケーススダティのプレゼンと期末レポート、期末レポート第2弾。授業でDetroit Public Libraryの稀覯本(rare books)コレクションを図書館職員によるレクチャー付きで見せてもらったりもした。アンドレアス ベサリウス(Andreas Vesalius)による現代医学(?)の基礎となった解剖学の本(図譜)のうちの1冊も所蔵していて見ることができた。そこで使われている解剖図はすべて木版画なんだけど、版木は1度消失して、見つかったんだけど、火事で燃えちゃったという残念なお話。だから、もう同じ図を同じ方法で印刷することはできないんですね。図書館職員さんは、どこだったかの大学で稀覯本だったか歴史だったか、ラテン語だったかのレクチャーをしているんですって。西洋の古い文献を理解しようと、いや、少なくとも読もうとするとラテン語は必須なんでしょうね。

やりがいがあったのは「図書館評価」。3人一組になって3回の演習で対象に決めた図書館の評価を試みた。私たちのグループはうちの学校から比較的近くにある小規模大学図書館。

1回目は、「Direct Observation(参与観察法/直接観察法)」。実際に訪問してみて家具の配置や空調、照明などの雰囲気、利用者の様子、利用者に対する図書館職員の態度、コンピュータと本の状態などを観察して評価する。私はDetroitの日本人会の人にその大学まで送り迎えしてもらったのですが、雪が毎日降っているような時期だったので非常に寒かった記憶がある。

2回目は、「Collection Evaluation(コレクション評価)」。コレクションを評価するには複数の手法があって、私たちが採用したのはCurrency Examination Method、 Shelf Availability Method、と List Checking Method。全コレクションを対象にしたのでは途方もない量になるので主題を絞りました。また、媒体も書籍、雑誌、CD,Video,DVD、Onlineとあるので主に書籍を対象としました。

Currency Examinationでは、決めた主題のOPACの検索結果を発行年で並べてグラフにしたり、その主題の基本的なレファレンスブックの最新版を所蔵しているか、していないなら何年版まで所蔵しているかをチェック。Shelf Availabilityでは、OPACの検索結果を配架されているのか、貸出中なのかをチェック。List Checkingでは主題の基本リストを元に所蔵/未所蔵をチェック。この基本リストはリストを掲載した本(BCL: Books for College Libraries)、World CAT(アメリカのOCLCという機関が提供している目録データベースで全世界の主に大学図書館の所蔵データを登録しているもの)の主題検索トップ100、対象図書館のpeer機関図書館の主題蔵書。BCLはACRLが作成・発行していたもので、現在はOnline resourceも含めてOnlineで提供している。Resources for College Libraries。でも、ACRLのメンバーでないとアクセスできない。

日本にもBCLに相当するリストってあるのかな?と疑問を感じた。BCLに載っている資料を全部所蔵するなんて予算の関係上無理なのは理解できるけど、リストに対してどれだけ所蔵しているのかはわかりやすい指標になるし、購入を見送る際の理由もBCLを利用すると明確になると思うんだけどなぁ。TRC(図書館流通センター)から毎月送られてくる分厚い新刊のご案内を図書館で検討する姿は公共図書館でよく目にしたけど。あとは大学図書館の場合は教員にアンケート取ったり、教員(と図書館職員)による図書館/選書委員会での検討かな、聞いたことがあるのは。日本の大学図書館ではほとんどの決定権が教員に委ねられていると言うけれど、選書会議などでコレクション評価をしてみた結果を提示して意見を聞くのってもうやってるんだろうか?きっとこういう地道なリスト作成とチェックは図書館のお仕事で、実を結ぶ可能性はあると思うんだけどな。

3回目は、「Web site Evaluation(ウェブサイト評価)」。これも2回目のコレクション評価と同じくいくつかの手法がある。というか、たくさんonlineに資料が転がってる。共通している評価項目は「Access」「Authority」「Content」「Currency」「Design」「Navigation」といったところかな。各項目ごとにポイントが割り当てられていて、全部満たすと100点になるように作られているものもある。でも、たとえば「Access」の10点中7点、って評価者の感覚に依ってきちゃうじゃんね。で、私たちは100個の質問を用意したCheck listも採用した。これは、Yes/No式で、たとえば「図書館のウェブサイトの各ページへのリンクと大学のウェブサイト(と主だったページ)へのリンクはあるか」の質問に対して、リンクがあれば「Yes」となり、1点獲得、トータルで100点という寸法。上の10点中何点か、点数をつける方法よりもはっきりしてるかな、と期待したんだけど。。。実は、2種類のリンクが貼ってあって「Yes」だから1点獲得しても、デザインが悪いと使いづらかったりするんだよね。でも、1点は1点。リンクはあるんだもの。あと、online referenceをメールとチャットとで試してみてreference librarianの回答を試すってのもやってみた。

図書館の評価って、利用状況(貸出件数やダウンロード件数、レファレンス件数、ILL件数)や利用者満足の視点も重要なんだけど、私たちは学生で、授業の演習でやっていることなので内部資料やアンケート実施にまでは踏み込まなかった。それにしてもかなり実践的な授業だったなぁという感想を持った。UofTでも図書館の評価について考える時間が多かったけど、もっと理論的というか、具体的にどこかの図書館を評価してみましょうっていうのはなかった。

ところで、「情報基礎」のうちのひとつの課題で取り上げた「Flickr」では、2008年の1月からLibrary of Congressも古い写真のコレクションをアップしてる。The Commons。担当者いわく、「古い写真の中にはいつどこで撮られたのか全然わからないものもあるから、利用者の中にわかる人がいたら、tagをつけてください。(ただ写真が並んでいるよりも)情報を付加して写真の価値を高めることになる。」んだって。これまで図書館ってサービスを利用者に提供する(してあげる)立場だったけれど、少なくとも図書館に興味を持ち始めてから初めて利用者に図書館が情報の提供をお願いするコメントを目にした。

↑出典:Flagg, G. (2008). LC Teams with Flickr. American Libraries, 39(3), 1.

Microsoft Office2007 -2-

<公開2008/04/04>
はてさて、前回の投稿からカレンダー上では2ヶ月が経っています。怠け者ですね、わたくし。

で、この2ヶ月何をやっていたかといいますと、授業を受けていました。学業まで怠けていたわけではありません、あしからず。

Information Technologyのクラスでは、Microsoft Officeの各ソフトの使い方を学んでおり、毎回の授業で宿題(Exercise)が必ず2つと、各ソフトでProjectと名のつく課題(Assignment)が出されます。

はっきり言って、そんなん長い間使ってきてるソフトだから使い方くらい習わなくても知ってるワイ、と思っていましたよ。でもね、さすが授業として成立しているだけあり、また、2007バージョンからガラッと変わっているため、そして、英語なので、吸収することが想像を超えてたくさんあります。

PowerPointでは、Microsoftが提供するcertificate testを受けて合格しないといけません。これがProjectの代わり。私、昨日受けてまいりまして、なんとかぎりぎり合格ラインに届きましたー。テスト内容は、50分の時間制限アリで27問、各設問に1つ、2つtaskがあるものです。

たとえば、こんな感じ。

次の設問に答えよ。
(1) 新規プレゼンテーションを開き、Wordの「outline xyz.docx」(保存されている場所の指定アリ)からアウトラインを挿入しなさい。
(2) 次にテーマをMetroに変更し、3枚目のスライドに「general info.pdf」(保存されている場所の指定アリ)を挿入しなさい。ただし、PDFはリンクが張られたアイコンとして表示・挿入すること。

こういう感じでかなり細かい機能にまで問題が設定されてる。

2007バージョンではSmartArtなど挿入関係とスライドマスターが特徴的なのでしっかり把握しておかないと、あっという間に時間が過ぎてしまう。

それで、U先生がPowerPoint Boot Campという特訓のセッションを授業以外の時間にやってくれたり、1時間くらいの説明ビデオを何本も撮ってオンラインで見れるようにしてくれたり、まっこと行き届いたサポートを提供してくれたわけです。
私は、Boot Campのセッションに1回入隊し、その後、Boot Campの資料を片手に自主練を繰り返しました。

そのおかげで1発合格できたのですが、一緒に受けた2人の学生は、英語に苦労をしないアメリカ人だけど、練習をしてこなかったようで不合格でした。このテスト、$75かかります。1回の申し込みで2回まで受けられます。U先生いわく、Microsoftは、PowerPointを使う能力が十分にあるかどうかを測るのには、「多くの機能に短時間で対応できること」だと考えているんだそうです。

受けなきゃいけないテストに合格できたからよかったけど、実際、そんなに細かい機能まで普段使うかなー?とひそかに思ってたりします。

Academic Libraries -4-

<公開2008/02/11>Guest SpeakerでいらしたAssessment Librarianとか言うポジジョンの方がLibQUAL+TMについてお話してくれました。LibQUAL+TMとは、経済の世界の人たちがサービス(産業)のクオリティを測るのを目的として開発したSERVQUALを図書館に応用した図書館のサービスクオリティを測るツールです。サービスに対する期待と実際の感じとの差を11段階のリッカートスケールで利用者に選んでもらいます。詳しくはネットで「LibQUAL+」で検索すればいろいろ出てくるので、そちらで見てください。


正直言って、
LibQUAL+TMってよくわかってなかったんです。図書館パフォーマンス指標(ISO11620)も図書館の評価をするツールだし、ACRLのStandards for Libraries in Higher Educationもあるし、TQM(Total Quality Management)って口にしてる人もいるし、国立大学図書館の人たちが「大学図書館における評価指標報告書(Version 0)」を作ったりしてるし、どれがどうなの???と思っていました。今も思っています。

でも、Guest Speakerさんが、LibQUAL+TMは、図書館の評価をするのに貸出冊数とか入館者数といったquantitative(定量的)なものだけからqualitative(定性的)なものへも視点を移すのに大きな役割を果たした。と言ったのを聞いて、なんかちょっとすっきりしました。LibQUAL+TMは今も現在進行形でARLを中心に見直しを図られていますし、どれが絶対的なツールかって問題じゃないんだな、と改めて思いました。

いろいろなツールがあることを知り、そのツールがどんなものなのかを理解しようと集中すると、本来の「図書館を評価する」という目的を忘れてしまいがちになるのは、私の悪いくせです。足元の石につまずきやすいんです。
ARLは毎年、研究図書館(Research Libraries→大学図書館だけじゃなくて米国議会図書館なども含めた研究図書館)123館の統計を発表していて、その統計ついても活発に意見交換をしています。ARLのサイトをみるとwebcastとかPowerpointの資料とかアップされていて、面白い。たとえば、雑誌購読数をどう数えるか。冊子体でしか出版されていなかった時代には、同じ大学内でも中央図書館と理系図書館と医学図書館とで同じ雑誌を購読していたら3冊購入と数えることができた。でも、電子媒体での出版になったら、キャンパス内のどこからでもアクセスできるから、冊数で言ったら3冊が1冊になる、つまり、購読冊数は1/3になる。利用者にとってみれば、読みたい雑誌が読めればそれでいいんですが、大学の上の方の人たちは少し違っているんだそうで。「購読冊数は減っているのに雑誌の費用は上がっているじゃないか。なんで?」ってなる人もいるんですって。たしかに報告書としてあがってきたものに載ってる数字を見るとそう思うんでしょうな。それで、これからは購読タイトル数で統計を取っていきましょう。ってなるんだけれど、中には相変わらず冊子体のみで購読している雑誌だってあるわけだし、何年分も統計を見て比較しようとしたときに、この出版媒体の変化を考慮しなかったら、おかしなことになっちゃう。まぁ、図書館の購読雑誌数について調べようとする人で出版媒体の変化を知らない人はいないだろうから、大丈夫だろうとは思うけど。

そうそう、2007年4月の記事でちょっと古いんですが、ACRLが発表した「大学・研究図書館の将来に関する10大予測」をNDLのカレントアウェアネスポータルで見つけたのでコピペします。


「大学・研究図書館の将来に関する10大予測」

1. 蔵書のデジタル化、デジタルアーカイブの保存、データの蓄積・検索方法の改善の重要性が増す。

2. 図書館員に必要なスキルセットは、学生・教員のニーズ・期待の変化に応じて進化し続ける。

3. 学生と教員の、各サービスへのアクセスをもっと早く、もっと広範にといった要求が増していく。

4. 知的財産に関する議論が、高等教育においてもっと一般的になる。

5. 新しい技術に関連したサービスへの要求が増加し、より多くの予算を必要とする。

6. 高等教育は次第に、組織を一種のビジネスとして見なすようになる。

7. 学生は次第に、自分たちを顧客・消費者として見なすようになり、高品質の施設・サービスを期待するようになる。

8. 遠隔学習が高等教育のもっと一般的な選択肢となり、伝統的な「レンガとモルタルの」モデルを脅かしはしないが共存はしていく。

9. 公的助成による研究から生じた情報への、無料のパブリックアクセスは増加し続ける。

10. プライバシーはライブラリアンシップにおける重要な問題であり続ける。

Microsoft Office2007 -1-

<公開2008/02/10>
今学期履修している科目のひとつにMicrosoft Office2007を勉強するものがあります。その科目では、ほかに基本的なコンピュータの仕組みなどについても勉強します。Microsoft Officeでしょう?WordもExcelもAccessもPowerPointも使えるもん、楽勝!と思っていたのです。しかし、2003から2007にバージョンが変わり、さらに日本語表示から英語表示に変わり、結構楽しんで新しいことを吸収しています。(つまり、予想以上にこの科目で学ぶことが多かったということです。)

Wordを皮切りにExcel、PowerPoint、Accessの順で進んでいく予定で、5週目が終わった現在、Excelを終わったところです。Wordでは、まず2007になって大きく変わった表示の仕方に驚き、フォントや色の変更のしやすさに驚きました。下の画像で赤く囲んである部分がRibbonと呼ばれ、タブをクリックするとそれぞれのタブが展開されるようになってる。
たとえば、Insertタブを選択して表示された中から実行したいものを選ぶ。2003もそうだったって言ったらそうなんですが、挿入ボタンをクリックするとリスト(文字で)が出てきたのに対して、個人的に表示される図入りのリストたちに戸惑う。Insertタブを選択して、図を挿入させてからでないと、挿入した図の形式の変更をするためのタブ(format)が表示されない。2003を使っていたときは、何か動作したらタブが増えるとか、記憶になかったもんだから、「あれ?挿入した画像に枠をつけたいんだけど、どのボタンだ?」ってな具合で始終困惑してしまう。

フォントの変更は、フォントボックスの矢印をクリックして表示されたリストの中から選ぶわけだけれど、「どれにしよっかなー」とカーソルを当てただけで自動的に仮変更してくれるので、実際に選択した場合の判断がしやすい。色も、文字スタイルをあらかじめHeadingなどに指定しておくと、ページレイアウトタブからテーマを選択することで、これまた自動的に色が変わってくれる。この文字スタイルの変更とテーマ選択を何度かしていくとウホウホした気分になる。

Wordでこういった機能に少し慣れた後でExcelに移動。

ExcelもWordと同じようにリボンの形式だし、フォントやテーマの変更も同じ。で、こないだの授業で習って感動を覚えたのが「Absolute Cell Reference(絶対セル参照)」機能。これ、言葉で説明するの難しい。。。$マークを使うんだけど。たとえばね、(見にくいけど)こういう表があったとして、A、B、C列の1、2、3、4、5、6、7、8行の表。


Salesに対するRoyaltiesは17.75%っていう指定(セルB8)があるから、Title1(2行)のRoyalties(セルC2)は、=SUM(B2*B8)ってことになるでしょう?で、その式をTitle2と3にも当てはめようと思って式をコピーして張り付けると自動的にセルを移動させて式が更新されてしまうからC3=SUM(B3*B9)とC4=SUM(B4*B10)になる。でも、Royaltiesの%が示されているのはB8で、B9やB10は全然ちがう数字だったり空欄だったりしちゃうから、上の表にあるようにへんてこりんな結果になっちゃう。そこで、Royaltiesの17.75%(セルB8)を固定してTitle2、3に適用できたらいい!そのための式ってどうしたらいいのかっていうと、そこで出てくるのがAbsolute Cell Referenceというわけ。これは、固定したいセルを$と$ではさむことで式の中で固定したセルですよーっていうののサインになる。(ちなみにセルじゃなくて列や行を固定したい場合は$はひとつでいい)上の場合、($B$8)とする。C2=SUM(B2*$B$8)としておいて、式をコピーしてC3とC4に貼り付けると、これ不思議、C3=SUM(B3*$B$8)とC4=SUM(B4*$B$8)となるんですねぇ。お金関係での演習が多かったので今のところお金以外に自分ではこの機能の有効活用先は思いつかないのですが、なんでも、この機能を知っていると後でいろいろいいことがあるんだそうですよ。(うん。ありそうだ。)

PさんがAbsolute Cell Referenceの更なるコツを教えてくれました。($B$8)って$、B、$、8っていちいち手打ちするのは面倒だ(し、私の場合は特に$の位置を間違えて式がおかしくなったりする)からF4キーを使うといいらしいのです。=SUM(B2*B8)のB8にカーソルを持ってきたところで「とやーっ!」とF4キーを押すと、あれま不思議、B8が$B$8に早変わり。ちなみに、F4キーを1回叩くとB8が$B$8、2回叩くとB8がB$8、3回叩くとB8が$B8、4回に叩くとB8に戻る♪

Libs. & Research

<公開2008/02/04>


遡ること3ヶ月近くblogを更新していませんでした。新年のご挨拶はもう季節はずれ。寒中お見舞い申し上げます。

2008年も2月に突入し、気づけば豆まきも終わっていた。。。毎年節分の時期には炒った大豆が店頭に出て、さらに安売りしてるからほくほく気分で大豆入りご飯を作っていたのに、今年は気づきもしなかった。。。無念

さて、図書館に関係する調査研究は、研究者も図書館本体も実施していますが、住民基本台帳法の改正に伴い、ここ数年でめきめき公共図書館のコミュニティ全体を対象にした質問紙調査が難しくなってきたと耳にします。質問紙を使った調査では、図書館の職員が対象ならば、図書館宛に送付すればいいし、来館者が対象ならば、入り口で陣取って5人ごととかに配れば、ひとまず質問紙は回答者の手に渡るわけ。回収できるかどうかは別として。公共図書館のサービス対象は、来館者(だけ)ではなく、コミュニティなわけで、来館者っていうことは、その時点ですでに図書館に足を運んでくれているわけ。

ん???「北の国から」の純くんみたいな口調だ。
ま、いっか。

サービス対象の意識を知りたいのに来館者(だけ)を対象にしてたら、もうすでにサンプルは偏ってる。だから、これまでは、「研究利用」ってことで住民基本台帳を利用してランダムにコミュニティから送付対象をサンプリングしてた(んだよね?)。図書館の利用者情報を利用したら、今現在アクティブな利用者だけじゃなくて、過去の利用者もわかるから、来館者を対象にした場合よりもより大きな母集団になるから、少しは良いかもだけどね。で、住民基本台帳法が改正して、今までよりもコミュニティの個人情報へのアクセスが難し(いだとか、できな)くなったらしいんです。私は自分で公共図書館のコミュニティへ質問紙を送付したことはないので実際のところは知らないんですが。

で、アメリカではどうしているのかっていうと、プライバシーの意識も日本よりも高いですから、以前の日本のように台帳を利用することはできないだろうって予想するのは容易いんですけどね。そしたら、電話帳をもってきて、5人ごととかに「電話をかけて、調査への協力を直接依頼する」んだそうですよ。かなりアナログ。調査研究を行う州立などの公的な機関が保持している個人情報を利用させてもらうという手もあるっちゃーあるらしいんですが、機関ごとに対象が微妙に異なるから、網羅的に対象をサンプリングできる割合は低い。さらに、その機関に調査の目的や内容をデモンストレーションした上で、情報使用の申請を受け入れてもらえるかreviewされるっていうんです。たしかに、受け入れ側の機関としては、持っている個人情報に責任があるし、その個人情報を提供してくれた人々の信頼を失うわけにはいかないから、そういった過程が必要なのはよく理解できるわけだけどね。それだけ苦労して、個人情報使用の許可が下りたとしても、送付した質問紙の回収率は別の話だしねぇ。回収したものの、使える回答かどうかもまた次の問題だし。いやいや、ほんと公共図書館って大変ですよ。文部科学省が毎年実施する「大学図書館実態調査」なんて回答率100%が当たり前だからね。

stuff from lib visits

<公開2009/11/20>
課題のひとつで、2つの図書館を訪問してレポートしなきゃいけませんでした。
(ダメ学生のため、締め切りギリギリにキリキリ舞いしてたんですけどね)

私のダメ学生っぷりとは反対に、図書館たちは優秀でした。webに載っけてあるsourceも、図書館員さんたちも。そこで、お、これは!と思ったものを紹介します。

(1)Detroit Public Libraryオンライン図書館カタログ
この中の"Find it Fast!"をクリックすると、アイコン付きのsubject別に分類されたリストが現れる。アイコンに使われている写真たちが若干時代を感じさせるけど、適当なところをクリックしてさらに下層に入っていくと、さらに分類されてる。たとえば、Find it Fast!のトップからfoodをクリックするとbakingにはじまり、vegetablesまでわかれてる。個人的に気になったのは、cakeとcheesecakeは別にする必要はあるのか?ってこと。ま、それはさておき、cheesecakeのアイコンをクリックして、最初に現れた"Junior's cheesecake cookbook : 50 to-die-for recipes for New York-style cheesecake"をクリックすると、書誌情報のほかに表紙画像やあらすじ(概要)、レビューのあるものは表示される。これらの情報は、Syndetic Solutionsという会社が作っているものなんだそうで。で、左側にいくつかリンクが張ってあって、"Find more on these topics"などオンラインカタログの中を探すリンクのほかに、googleで探す(クリックすると別ウィンドウで検索結果が表示される)リンクもあるの。

日本の図書館で、googleへの窓口など、オンラインカタログより外に出て行くリンクを張ってあるものって見たことなかったんですよ。各書誌データレコードに用意されてるってことだしね。google scholarから入ったわけでもないし。ユーザは、分類方法やSyndetic Solutionsなんて知らなくても純粋な形の「その」本の書誌データ以上の情報を得られる。分類を気にするのは図書館(員)だけだもんねぇ。


(2)うちの大学の1年生専用ページ The first year experience
Assignment Plannerって、日付を入力すると計算して課題の期限までにいつに何をしたらいいのか教えてくれる。計算してもらった先に、参考文献の書誌情報をどうやって書いたらいいのか教えてくれるサイト the Landmarks Son of Citation Machineにリンクが張ってある。たとえば、APAのprint版書籍でone or more authorをクリックして、各ボックスに要求された情報(著者名、発行年など)を入力してsubmitボタンを押すと、自動的に参考文献の書誌情報を表示してくれる。あとは、表示された書誌情報をコピーして張り付ければOKってわけ。これだけでも締め切り間近な学生はずいぶん助かる。

Public Libraries in the United States

<公開2009/11/13>
日本でいうところの「日本の図書館」や「図書館年鑑」にあたる「Public Libraries in the United States」がweb上で公開された。米国教育省のいち機関であるNCES: National Center for Education Statistics(全米教育統計センター)が行った2005年会計年度における米国の公共図書館の概況報告。

日本にいたときには、ずいぶんと「日本の図書館」や「図書館年鑑」のお世話になったものです。仕事では訪問先のgeneral information収集の一環として、大学院に行ってからはデータをもらってなんだかごにゃごにゃして。(←先生のお手伝い)

Intro:Info Profssn -XX-

<下書き作成2007/10/31>
戦々恐々としていた/る(過去形&現在進行形)classですが、F先生に不安を吐き出して以来、向き合い始めました。で、classのblogに決められたthemaで記事を投稿しなくちゃいかんかったのです。

テーマ:social networkingとcollaboration

しかも、「web2.0とweb3.0、lib2.0やlibrarian2.0の定義づけと図書館に与える影響についても言及すること」と注意書きつき。
social networkingと聞いてすっかりsocial networking service(SNS)だと思って頭の中は?マークでいっぱいでした。これもグループ活動のassignmentのひとつで、リーダーの「まとめ」(概論?)を読んで納得。「SNS」をキーワードにするよりも「web2.0」そのほか注意書きにあったものをキーワードにして進めたほうがよっぽど良いわ。って。

web2.0,lib2.0,librarian2.0ってなんじゃらほい?

web2.0は見聞きしたことはあったけど、避けて通ってきた単語。ほかのは今回初めて目にした。

what we can do -2-

<公開2009/10/22>
-1-で触れたランガナタンの図書館五原則について補足を2つ。1つ目は五原則について。2つ目はランガナタンさんについて。

◆1つ目:ランガナタンの図書館五原則(1931年)

1.本は利用するためのものである (Books are for use)
2.どの読者にも、その人の本を (Every reader, his book)
3.どの本にも、その読者を (Every book its reader)
4.利用者の時間を無駄にしない (Save the time of the reader)
5.図書館は成長する有機体である (a library is growing organism)
(アメリカに持ってきた「図書館概論」ISBN:4883670813から。)

1.(Books are for use)

21世紀の日本やアメリカにいる私たちにとっては、開架式の図書館をデフォルトで使える環境で育ってきて、当たり前っちゃー、当たり前に映るけど、「ただただ置いて飾ってあるだけにするんじゃなくて、本は使われてなんぼでしょう」という考え方。大雑把に言ってしまうと、日本なら第二次世界大戦前くらいまでは、図書館は閉架式だった。んで、「超貴重な資料を永久に保存すること」が使命だった。保存することが使命ならば、誰でも触れるところに置いといてコーヒーでもこぼされちゃたまんない。だから閉架にしたし、貸出もしなかった。(ちなみにテキストによるとこういう図書館のあり方を「収蔵モデル」というのだそうで。)それをランガナタンの五原則では「for use」と言ってるように、考え方が変わってきた(こういう図書館のあり方は「利用モデル」)。「グーテンベルクの聖書」ならまだしも、今は数万部の印刷なんて簡単で、同じ10000冊のうちの1冊の本を懇切丁寧に書架に飾っておくなんてnonsense。

2.(Every reader, his book) & 3. (Every book its reader)

図書館の世界には、「良書を利用者に提供する」のが図書館の役割だと思っている空気があった。(今もまだあるのかは知りません。でも、どっかになんでか利用者を軽く扱うようなところはあると感じる。)でも、良書を選択する力というか権利というかは図書館にある(属する)のではないんですよね。「あなたには、この本が良いでしょう」なんて押し付けられるんじゃなくて、利用者個人個人に適した本がある。同時に、「こんな本、誰のためにもなりゃしない」と図書館が決めるものではなくて、どの本にも、その本を求めている利用者がいる。そんなことをこの2つの原則は言いたいんだと思います。たしかに、無限に予算やスペースがあるわけではないから、図書館は購入に際して選択をしなければならないのが現実なのだけれど。LC(Library of Congress アメリカ議会図書館)やハーバード大学図書館の方針は「世の中にある資料を全部集める」なんだって。規模が違うね。

4.(Save the time of the reader)

→これ、どういう意味だっけ?利用者に何度も来館させちゃだめだよ、必要な情報をなるたけ早く提供してあげなさい、とかだっけ?図書館情報学専攻の人(自分もだけど)、教えてください。
(2007.10.22)

奇特にもblogを読んでくれた人から教えてもらいました。
ランガナタンの図書館五原則のうちの4番目の原則。
図書館利用者は、探しているものをタイミングよく手に入れることによって満足するし、ニーズが満たされていると感じるようになる。それによって、図書館機能が向上するだけでなく、利用者から図書館が役に立つところであると認識してもらえるようになる。
っていう意味なんですって。(日本語のセンスもなくてすみません)

つまり、図書館は、利用者が必要なときに適切なものを提供することが大事で、タイミングを逃すと満足度を高めることはできないってことかな。そういう意味で、利用者の時間を無駄にするなっていう言い方になったんだろうと理解できる。
(2007.10.24)


5.(a library is growing organism)

図書館には、止まることなく新しい資料が入ってくる。状態が悪くなったり、保存期間が過ぎたものは除籍?(weeding)される。書架が足りなくなれば増築する。人間の体重と違ってやせることはない。蔵書は増えるだけ。新しい利用者がやってくればその人のニーズは新しい(可能性が高い)。ということで、日本語で「成長する有機体」と訳されている。ランガナタンさんがこの原則を言ったときは大昔だけれど、図書館にも紙だけじゃなくていろんなメディア(電子的なものたち)が登場していまや図書館員にも利用者にも情報収集に必要不可欠なtoolになっていることからも「成長」しているなぁと思う。


◆2つ目:ランガナタンさんについて
Shiyali Ramamrita Ranganathan, சியலி ராமாமிருத ரங்கநாதன்、(1892-1972)
(いやぁ、最近はwikipediaがあるから便利だねぇ。べた打ちでスペルミスすることも減ったよ)
彼は、インドの図書館学者さん。引き続きwikipediaを参考にしつつ。
「図書館五原則」が有名だけど、もともとは数学者だったらしい。コロン分類法も作ったんだと。
※コロン分類法:本の分類方法のひとつで、分類の各階層をコロン(:)で区切っていく。
分類のほかの方法としては、DDC(Dewey Decimal Classification デューイ十進分類法)、LCC(Library of Congress Classification)、NDC(Nippon Decimal Classification)などがある。

勝手にIFLA(International Federation of Library Associations 国際図書館連盟)の会長とかそのあたりの役職をやっていたに違いないくらいに思っていたんだけど、さーっと見た限り、インド出身で、イギリスに留学して、またインドに帰ってきてインドの図書館(情報)学の発展に貢献したようだ。

what we can do -1-

<公開2009/10/20>
専攻は図書館情報学です。と答えると、どんなことやってるの?と質問されることが多いのです。それは、日本にいてもアメリカにいても同じで。

ということで、順序良く説明できれば自分にとっても有益だとは思うのですが、思いつくところから書きます。ま、テキストを読めば「図書館情報学」や本や紙の歴史を知ることもできますから。興味ある人は読んでちょんまげ。「図書館通論」「図書館概論」「図書館情報学入門」こんなんで検索すれば出てきますよ。excuseばかりでおもさげながんす。

「図書館情報学」って、図書館学と情報学がくっついたものだとの理解で大きく外れてはいないでしょう。UofTも大きくわけて図書館系と情報系にわかれていたし。私は、二つにわけた場合、図書館系に属していて、図書館もいくつかの種類にわけることができる。日本では、多くの場合、「館種」でわけている。館種は、大学図書館と公共図書館と専門図書館がある。(でも、学校図書館もあるよねぇ。ま、いっか。)大学図書館は、大学が設置する図書館で、公共図書館は、一般的には地方自治体が設置する図書館で、専門図書館は、企業や研究機関などの性質に応じて特化したコレクションを持つ図書館です。ちなみに、学校図書館は、学校が設置する図書館。(←あ、こういうことなら、大学図書館て学校図書館の中のひとつになるのかな。)

さて、そういった館種はあるものの、私の理解では、図書館の役割は「ユーザ(利用者)のinformation needs(情報要求)に応えるサービス機関」に集約されます。ユーザによっても変わってくるし、needsによっても変わってくるけど。

図書館は、ALA(American Library Association)の「図書館の権利宣言」(Library Bill of Rights)やJLA(日本図書館協会)の図書館の自由に関する宣言、ランガナタンの「図書館五原則」にあるような性質を持つ機関です。

ランガナタンの「図書館五原則」は良いリンク先がなかったので載っけてしまいましょう。
1. 本は利用するためのものである
2. 本はすべての人のためにある。または、すべての人に本が提供されなくてはならない
3. すべての本をその読者に
4. 読書の時間を節約せよ
5. 図書館は成長する有機体である
(wikipediaからもらいました。)

私は、いくつかある図書館の中でも「大学図書館」に興味があります。
なんで興味があるのか、は、言いません。
近いうちに大学図書館独特のテーマとツール(bibliographic utility;worldcat,webcatや組織;OCLC,NIIなど)も書こうと思ったり。。。今日はここまで!!

of か for か aboutか

<公開2009/10/18>
ま、いいんですけど。タイトルは今回に関しては重要ではないので。あとから検索する予定もないし。

最近は、Lib&Info. Scienceの話よりも授業ってやつへ取り組むエネルギーの話に終始してしまっていて、それはそれで自分の中では満足してはいないのです。けれど、それが現実だから仕方ないと諦めモードになっているところ。(あれ?同じこと前にも書いたんじゃん?)

さて、「授業ってやつへ取り組むエネルギー」は、初期投資費用が少なくなっているので他所から補給してもらっているわけ。overwhelmedしているのを目にして、自身の経験からアドバイスをしてくれる先輩方がいる。luckyな人なんです。同時にdevelopingな人なんですけど。自立&自律できるようになったら(developedしたら)、誰かに余剰分をわけてあげられたらいいね。"Pay It Forward" だ。

またがんばろー。

Intro:Info Profssn-X-

<公開2009/10/18>
再びX回。

Blackboardの洪水に溺れて這い上がれずにいた私をF先生も心配してくださり、呼び出しをくらいました。「呼び出し」という言い方はマイナスのイメージがありますが、ここはMs.Positive thinking、「まだ見棄てられてはいない」と捉えたわけで。

正直言って、F先生に相談を持ちかけることさえも恐れおののいていたclassでした。そんな何も手を打てないでうなだれているだけだったところをF先生は寛大にも「ちょいと、あんた、大丈夫?」と声をかけてくださったのです。

ちょうどF先生とのアポイントメントの前にこのclassのグループでミーティングがありました。来週に控えている2つの種類の違うassignmentsについて。その席で私の悩み(blackboardの洪水)を話すと、みんなも同じ思いでいることがわかりました。彼らも溺れそうだし、追い立てられている。お互いがそうであることを共有できて、随分楽になりました。(私だけかな)

悩みというものは、独りで内に込めて温めてしまうと、悪い発酵の仕方をしてしまうこともあるもので、一度外気に触れさせたほうがいいのかもしれません。もちろん、熟成が必要な場合もありますが。今回の悩みに関しては、パン作りみたいなものだろうと考えています。イースト菌がぶくぶくしてタネが膨らんだところを一度空気を抜くためにばふばふするじゃん?

Intro:Info Profssn-X-

<公開2009/10/10>
何回目と付けられないので、ここは自棄になってXとしてみた。

さて、最近文句ばかり垂れているInfo Proのclassであるが、ちょっとした楽しみを見つけた。それは、「*悪い言葉を覚えること」。幼稚園児男子と知能指数が変わらないことを露呈するようで若干の恥ずかしさもあるが、ここは開き直って小さなことから楽しもうと思う。

*悪態とは全然違うんだけど、決してなんというか、少なくとも「高潔」な感じではない言葉、かな。


テーマは「banned books, challenged books」。1960年代から10年ずつ動向を概観するのだが、banned、つまり、禁止された本=発禁本(?)なので、禁止される理由が一応ある。実際に発売禁止にされてれば、世の中の誰も知らないことになってしまうから、そういう意味では、刑務所の手紙みたいな「検閲censorship」は行われていないけど。その主だった理由は猥褻であるとか差別的であるとか。映画ではratingしているとか、本ではどうだとか、そういう話もちらほら。

sexually explicit, profane,obscene,infamous,vulgarなど。あとで時間があったらまた追加しよ。

あ”ーぁ、なんか切れが悪い。

confession

<公開2009/10/09>
ようやく気持ちに向き合う覚悟が出てきた。少し。

やっぱダンディの力はすごい。

実は、なんのためにデトロイトまで来たのか、を日常生活を送ることに必死になって忘れかけていた。
Discussion boardというBlackboardのなかのツールを使う授業を筆頭に英語の洪水に溺れそうになっていた。(いや、過去形ではなく、現在進行形なんだけど)ある日突然プロのスイマーのように上手に泳げるようになるわけではないだろうし。

最近の授業で話題に出るのはbudgetとtenureのことばかりだし。assignmentの評価もよくなかったし。(いや、これは、私の能力不足なんだ。トピックは良かったはず。手に負えないトピックだったかも。もいちど挑戦しようかな。←と思えるくらいには精神的回復の兆しがある。)

贅沢にわがままを言わせてもらうならば、ちょろちょろ流れる川で体を水に浸すことから始めて、徐々に流れが速く、水量も多い大河に挑戦するように英語に触れることができれば一番なんだ。でも、クラスでは一気に黒部川くらい水量も多く流れが速くて、なおかつ雪解け水のため水温も低い感じ。
楽なところに行きたくなる。

ダンディ著(共著)の教科書「図書館概論」 (ISBN:9784883670819)を眺めているうちに少し、すこーしだけ、なんか思い出した。どういう思いで留学を目指していたかを。

これからもきっとしょっちゅうこういう思いに駆られるんだろうと思う。だけど、ダンディは言っていた。
「あまりあせらないことです。時間がかかるのです。そして、石の上にも3年なのです。自分では若くはないと思っているかもしれないけど、まだまだ十分時間があります。しっかり勉強してください。」そして、何か問題があれば、連絡してこい、と。

ダンディはけっして優しい言葉を優しいトーンで投げかけてくれる人ではないけれど、努力する学生に対して教授としてできる限りの力を貸してくれる人なのである。
ダンディのことを思い出して心も少し穏やかになれた。

Orgzn of Knowledge -2-

<公開2009/09/24>
今日は勢いでいくつかpostを追加しちゃおう。

Orgzn of Knowledgeもupしてなかったけれど、当たり前だのクラッカー(なんでこんな言い方があるんだろう?)、毎週確実にクラスはあるわけで、ちゃんと出席してます。

MARC:MAchine Readable CatalogとかAACR2:Anglo-American Cataloging Rules 2nd ed. 2002 revisionとか、教えてもらうわけ。どのフィールドにどの情報を入力するか、とかね。まさに「資料組織概説」「資料組織演習」よ。分類と件名付与の 演習はないけど。←苦手だからなくてよかった。

で、日本ならばNDL:National Diet Libraryに納本するじゃない?アメリカはLC:Library of Congressに 納本するのね。LCの分類codeをもらうためもあるんだけど、LCはcopyrightを出すところなんだって。とにかく、納本された出版物が以前の作品の改訂版の場合、どの点が改訂されたのかをしっかり吟味しなくちゃいけない。刷りを新しくしただけなら、改訂ではないから新しいrecordは作らないで前のrecordに追加すべき情報があれば追加するだけ。

と、先生の説明はここまではいいんだけど、、、
「あらゆる出版物ということは、ポルノグラフィも当てはまるわけで、「改訂版」として納本されたら、改訂箇所を探すために一生懸命見るんだそうですよぉ」なんて言っちゃって。。。
まぁ、みんなも笑ってたからいいんだけどさ。小話ってことで。

Academic Libraries -3.5-

<公開2009/09/24>
Academic Librariesの今日の授業のお話。

-3-でも書いたように雑誌記事のassignmentにエネルギーを注いでいるわけで、読んでこなきゃいけないテキストの該当部分も毎週のトピックに対して割り当てられているんだけど、勝手にかなりさらーーっと眺める程度にさせていただいておりました。journal articleのabstractさえ提出してれば間違いないだろうとばかりにね。

ところが、そんな私の姑息な心を見抜いたかのように先生から
「今日からChapterの最後に載せられているquestionsをgroup discussionのテーマにします。」の宣言がありました。さりげなく冷たい空気が流れる教室。。。全く意に介さず「○○さん、グループ1、▲▲さん、グループ2、、、」とグループ割を発表していく先生。「これから60分あげますから、グループでquestionsについて話し合って、発表者を決めておいてください。」ですってー!!!

ということで、同じグループの人たちでワラワラと集まり、自己紹介を簡単にしてすぐにquestionsにとりかかる。テキストを持ってきていない人もいて、その人が発表者に立候補してくれた。お母さんっぽい人2人に、たぶん私よか若い女の子、私と同じくらいっぽい男の人と私の5人組み。

今日はなんとか発表者も立候補してくれたから乗り切れたけれど、先生いわく、これから何回かこういう発表をするらしいから、テキスト読みも気が抜けないねぇ。そのうち私も発表者にならなきゃいかんだろうし。

で、授業が終わってお話したら、お母さんっぽい人の一人は、やっぱりお母さんで、高校生の息子さんが去年の夏に滋賀県に2週間交換留学したんだってー。なぜに滋賀県?と思ったけどさ、なんか嬉しいよね。日本に関わりのある人と話すのはさ。

Academic Libraries -3-

<公開2009/09/24>
Titleと日付、内容が合わなくなりつつあります。ま、お気になさらず。

Academic Libraries -2-は先週の話。今日、月曜日に今週のAcademic Librariesの授業がもうあったからね。

UofTのときはダンディのお手伝い(プロジェクト)を中心に1週間がまわっていたけれど、今学期はAcademic Librariesの授業を中心にまわっているみたい。気持ちの面でこのクラスが中心になっているというのもそうなんだけど、他のクラスよりも優先順位が高い。エネルギーがあまっていたらこのクラスの準備に使う。毎週、授業のトピックに関連した雑誌記事を渡された雑誌のリストを参考にしながら探して、まとめて提出するの。量としては250ワードくらいだからA4にして1枚に納まる程度。ま、たいした量ではないよね。

先週、初めてその課題(assignment)を提出した。
「あーぁ、出しちゃった。直したくてももう締め切りだし。どうなったかなー↓」と心配していたら先生からクラス全員に「assignmentの成績をつけ終わりました。だいたいの人が良かったけど、ちょっとダメな人もちらほらいた。全然ダメな人もいたよ。」とメールがきた。

他のクラスが終わったところですっきり落ち着いていたところ、気分転換にPCを開いたらこの恐怖のメールが来てた。先生の言う「全然ダメな人」に入っていたらどうしよう!?!?!?ということで、とにかく聞いてみることにした。恐怖のメールのreplyボタンを即座に押す。
「APAのルールに従って取り組んだつもりですが、自信はありません。私のassignmentについて改善すべき点を教えてくださると幸いです。お忙しいところすみません。よろしくお願い申し上げます。」
先生、すぐにお返事をくださいました。
「あなたの成績は○だよ。▲◇▲◇の点は改善できるんじゃない。」って感じで。
つまり、「全然ダメな人」はかろうじて回避できたようです。
ほーっと胸をなでおろし、次の課題に取り組んだわけ。

さて、今日も今週の課題を提出したけれど、前回と同じくらいの成績がもらえると嬉しいなぁ。

Academic Libraries -2-

<公開2009/09/24>
ゲストとしてUofMのLib-branchのdirector(館長)さんがいらした。長年の経験から、館長さんの役目とか、provostとの関係とかを話してくれた。

大 学図書館の使命として挙げられる「その大学の研究と教育を支援する」という言葉。でも、彼のところ(キャンパス)は一般教養のキャンパスで、研究に主眼を おいていない、とはっきり最初に言ってた。だから、いつも何を購入するにも「これは使命である「教育の支援」に適っているか」って考えるんだって。スタッ フのひとりひとりに浸透させているのが「1ペニーまで気を配る」って姿勢だと。アメリカでも予算の獲得とその使い道についてはかなり厳しい目で見られているんだね。

授業中にそんなことまで話してくれるんだーって思ったのが、予算の出所について。予算全体の何割がStateからで、何割が学 生のtuitionから。更に、学校の種類や州によっても違うんだってことを具体例を出しながら説明してくれた。図書館だけに限らないと思うけれど、大学 間の授業料の差は、州からどれだけ予算をもらえるかに大きく関係してくるようですよ。※ここでは「何割」をはっきり言わないほうが良い気がするので出しません。

Principals
# have confidence
# have competence
# take risks

という言葉を残していかれました。

できるかな

<公開2009/09/19>
classのこと、upしてる場合じゃないって書いたけど、すぐ忘れていっちゃうだろうから、できるだけ早めに記録に残していこうと思ったり(でも、できないかもーとも思ったり。自信はありませぬが、一応これも宣言することで意識を高める効果はあるかなーというゆるい気持ちでいたり)しています。

かなり弱気なオイラ。

ヒィィ (; °°)

<公開2009/09/16>
クラスの内容はUofTと学部のときに取った図書館コースの間みたいな感じ。


なんて言ってたけど、実際取り組み始めてみると、そんな悠長に感想なんてブログにupしてる場合ぢゃなくなってきた。まだinputはいいのよ、inputはさ。問題はoutputであって、めためたでもいいからなんか「何を考えているのか」を外に出さなきゃいかんのよね。これが大変。

そういえば、「めためた」で思い出した。metadataもやるよー。ちょこっとやり始めたところ。


ダンディ!!outcomeとか言ってる場合ぢゃないですよ。
ダンディ!!助けて~
(助けを求めたところでダンディは「そんなのあなたが自分でやりたいって言ったんだから、ボクは知りませんよ」と言うに決まってる。その通りでござる。)


でもね、Intro:Info Proでね、NextGenの図書館員とは?っていうテーマでみんなでお話してるんだけど、勇気づけられるよ。英語の能力はnative speakerに比べたら月とスッポンだけど、私は、学部のコースから数えれば、少なくとも10年くらい日本の図書館のことを考えて生きてきたわけで、クラスメートの知らないことを知っているんだもん。今はアメリカのコースに席をおいているけれど、NextGenの図書館員には文化や歴史を含めたあらゆる溝を飛び越える力が求められていると思う。だから、日米のLibrary Schoolに来たのはNextGenの図書館員になる第一歩だと思ってる。「あらゆる溝」って、ずいぶん曖昧な表現をしてしまったけれど、たとえばdigital divideもそうだし、generational divideもそうだし、cultureには言語、教育、人種、性別などが当てはまる。

international students handbookに書いてあったの。
知っていることを口に出して知識を共有しよう。あなたが知っていても、みんなが知らないことは結構あるんだよ。みたいなことが。だから、言いたいことが言えなかったり、伝えられなかったりするけど、それは人間の全部を否定されていることとは全然違うんだということがわかった。勝手に落ち込んでいても仕方ないもんね。

UofTにいた中国人のお友達、入学当初は英語も日本語もどっちも中国発音が強すぎて同じ国の人以外とコミュニケーションを図るのがほとんどできなかった。でも明るいキャラクターで、物怖じしなくって、一生懸命話す姿が私は好きだった。そして、彼女は修了の時点で驚くほどに日本語が上手になっていた。彼女を見習って、私も多少のことで落ち込まずに明るくやっていこうっと。

Academic Libraries -1-

<公開2009/09/10>
さすが、RP先生。
ほぼ毎回、その日の授業のtopicsに関係のある雑誌記事を見つけて読んでまとめてこい。とな。
20タイトル以上の雑誌のリストも渡された。abstract/summaryの量は少ないんだけどね。
もちろん、教科書の該当箇所も読んでいく。
引用(citation)についてはThe Publication Manual of the A.P.A. 5th editionを使いなさいとの指示あり。
American Psychological Associationだから、米国心理学会。このmanualは、日本の図書館情報学の一部で言うSIST02だよね。論文を書くときに参考にしなさいってやつ。

今日のレクチャーの内容は、主にアメリカの大学図書館の歴史と発展過程でした。
ARL(Association of Research Libraries)とACRL(Association of College and Research Libraries)の説明もしてた。ついでにARLが毎年発表する各メンバー図書館の統計についても話してた。この統計は、ダンディプロジェクトでも使った、たくさんある大学図書館の中から数校選ぶときに役立つもの。ARLの統計は図書館に限ったものだけど、大学を種類別に分類したカーネギー財団のカーネギー分類も使える。どの学位(博士号、修士号、学士号、準学士号別)を授与する資格を持っている学科がいくつあるか、とか、学部学科がいくつあるか(総合大学と単科大学を区別)とかでわけるんだよね。

レクチャーのいっちばん最初にはフランスの大学図書館に触れていたから、「大学」の成立についても少し説明してたと言えるんだけど、かなりさらっとしてた。日本のUofTのときに付け焼刃でこの辺りの知識を詰め込んだんだよな。アメリカではこの手の歴史と常識の間の知識は学部のときに叩き込まれるのだろうか?

図書館って、上位組織あっての存在だし、上位組織に属する人=サービス対象だから、大学図書館に限って言ったとしても大学の種類にあわせてサービス内容が変わってくるもんね。
例 えば工業大学に児童文学の資料が置いてあっても利用者(学生、教職員)のニーズに見合ってない。そもそもどうして「工業大学」って個別にあるんだろうって、誰も疑問に思わないのだろうか。みんな知ってるんだろうなぁ。産業革命とか殖産興業とか戦争とか。(最後ちょっと授業内容から脱線したな。)

Academic Libraries -0-

公開2009/09/10<>
月曜日は、Acedemic Librariesというクラス。
この授業のLecturerはRonald R. Powell先生(以下RP)。

RP先生は、図書館員のための本をいくつも執筆なさっているし、Peter Hernonとの共同研究もしている。Peter Hernonは、UofTの私の先生(あだ名:ダンディ)が彼の本を翻訳・出版している。
RP先生の著作としては「Basic research methods for librarians」や「The next library leadership : attributes of academic and public library directors」といったものがある。


留学先を探していたときに「XYZ大学って知ってる?」とスリランカ人留学生のゼミ友達に尋ねたところ「知らん」との回答。彼は日本とアメリカとで留学先を迷って、結局日本を選んだ人なのでアメリカのLibrary Schoolの話をする最適の人だった。なのに、「知らん」と。でも、「『Basic ~』って本を書いたり、Peter Hernonとも共同研究してる先生がいるんだ。」と食い下がると、「?!その本、今読んでる!!!その先生がいるところなら絶対問題ないよ。いいProgramだよ!!!」と態度が豹変した。

ということで、XYZを知らなくても、彼にXYZのLibrary Schoolに太鼓判を押させたRP先生。
先生は残念ながら今年度で退官なさると聞いている。だからacademic advisorをお願いすることはできないけれど、授業は絶対取ろう!と決めていた。

Academic Libraries自体は、私の興味の対象なので誰がLecturerでも履修したけれど、せっかくなのでRP先生のいるうちに取りたかった。

run off the track -1-

<下書き作成2007/09/08>
ちょっと授業から外れて、「図書館で働くには」を整理しようと思う。

その前に、「図書館」って何?どんなことをするところなの?という疑問を解決してからがいいかな。

図書館は、情報を求める利用者(user,patron,owner,clientと呼ぶこともある)の要求に応えられるサービスを提供するサービス機関である。

利 用者は、現在だけでなく、未来の利用者も含める。そのために過去から現在までの情報を収集・保存しておく必要がある。また、収集・保存していたとしても 無秩序にどこかに放り込んでいては、必要なときに取り出せないので、分類することも必要になってくる。ここで「図書館」という言葉を耳にしたときに頭に思 い浮かべる「分類」「書誌」「目録」が登場する。つまり、「分類」などは、すべて情報を取り出すのを助けるための手段なのだ。情報を蓄積するメディアは古 代エジプトのパピルスにはじまり、「紙」が長い間使われてきた。羊皮紙や石版、亀の甲羅(って言い方でいいのかな?)なども文字を記すメディアだと言える と思うが、これらはすべて数が圧倒的に少なく高価である。グーテンベルクの印刷技術によって大量印刷が可能になったときにメディアとしては紙が主流になっ た。




まず、
【1.】図書館で働く人にはどんな能力が求められるか
【2.】図書館で働くにはどんな資格が必要か
【3.】図書館にはどんなポジションがあるのか
【4.】3.で挙げたポジションそれぞれに必要な能力と資格はどんなものか
【5.】 


1.

Intro:Info Profssn -1.5-

<公開2009/09/07>
授業内容が微妙にわかってないIntro:Info Profssn ってこないだ書いたけど、フォローのためにvoice recorderで録音したファイルを聞きながら、授業中に紹介していた人Stephen Abramさん)の講演をネットで視聴するのがよかろうと判断した。
※講演者の紹介ページにある「 View Webcast」をクリックすれば講演が視聴できる。(Real Player)

彼が著者の教科書(Out Front with Stephen Abram)を使うんだし。NDLのCurrent Awareness Portalにも彼のことが書かれてる。
ちなみに、Current Awarenessって構成がいまだによくわかんない。

Stephen Abramさん:アメリカ専門図書館協会の会長、元カナダ図書館協会会長、Innovation for SirsiDynixの副会長、Micromedia ProQuestの経営企画担当副社長、Thomson発行の電子情報(雑誌?)の発行者

Web2.0とかblogとかSNSとかそんな話をしているよ。

Orgzn of Knowledge -1-

<公開2007/09/07>
木曜日はOrganization of Knowledge。
これは、学部時代の図書館コースでもやった演習の英語版みたいな感じ。
目録作成や分類、主題など。得意分野ではないけれど、先生の言っていることも学生たちの言うこともほとんど理解できた。
学生の中には現在進行形で図書館勤務の人も多いようだけれど、図書館の全体的な歴史を知っている分、私には有利かも。
DDC、LC、コロン法(どう分類するかは忘れちゃったけど)、MARC、catalog、OPACとかさ。
ISBNが10ケタから13ケタになるとか、出版物を幅広く収集して目録を作成するためにはどうしたらよいか、などトレンドを押さえつつ基本的な話を扱う。
出版社(主に図書館営業担当)に勤務していたからISBNの10ケタがどういう意味なのか知ってるし。
ISBN:1-23456-789-X
ISBN:国コード-出版社コード-題名/版コード-check digit
(なつかしぃ)

先生が最初に学生にした質問は、上にあるようにあらゆる出版物の収集についてなんだけれど、学生の回答になんか「うーん」って思った。
「目録を見る」「googleを検索する」とか回答したりして。。。→先生も「それは収集した後の話だよねー」って言わざるをえないし。
「アメリカには出版したら納本しなくちゃいけない法律はないんですか?」って聞こうと思ってたところ、先生が「legal deposit」の話をし始めたから、すっごく強く強くうなづいてみた。

この授業は、毎週読まなくちゃいけないテキストの量が結構あるけど、UofTでもそうだったから、大学院(文系)ってのはそんなもんだと思ってるし。
たぶん、英語の単語に慣れることと分類がNDCじゃなくてどうやらLCであるとか、目録規則もNCRじゃなくてAACRであるとかの違いを理解してそれぞれのルールに親しめばやっていけると思う。学部の図書館コースと同じでsemester中に最終テストも合わせて3回テストがあるから、それぞれがんばんなくっちゃな。

Intro:Info Profssn -1-

<公開2007/09/07>
2007年fall semesterでは、まずはIntroduction to the Information Professionを履修。
日本語なら「情報専門職基礎」ってところだろうか。
このクラスは、Web Centricなので、1回目と2回目の授業があって、それからはWeb上にあるBlack Boardというtoolを使って先生と学生、学生同士がやりとりをする。
特にWeb Centricのクラスを取りたかったわけじゃないんだけど、必修のクラスのためみんなが履修して同じ授業のほかのクラスが取れなかったから仕方ない。
アメリカに来て、初めてのアカデミックな場だったのも手伝ってかvoice recorderを使ったけれど、どれだけ理解できたかちょっと怪しい。
第1回目の授業だったし、まだ履修の変更が効く期間のため、先生もさわりだけしか話していなかったと思う。だからあんまり記憶に残っていない。
とにかく明日7日(金)にblack boardのInfo Profssnのページに行って様子を見てみることにする。